スタンダードで赤青t白のデッキを作り始めて早1ヵ月。今回はスタンから離脱しつつある友人に、手持ちとプロキシでコピーしたジャンドデッキを持参してこちらの調節のためにわざわざ回して貰った。彼はプレイングが上手いので参考になる。

 その結果、現時点でデッキは以下の通りに以前より若干動いた。


○赤青t白カウンターバーン (M10・ALA・ZEN)
//土地 25
3 乾燥台地
3 沸騰する小湖
2 氷河の城砦
2 セジーリの隠れ家
1 水の帳、マゴーシ
2 平地
6 島
6 山

//クリーチャー 5
3 ジュワー島のスフィンクス
2 ボガーダンのヘルカイト

//呪文 29
1 地震
2 苦悩火
4 思案
2 稲妻
2 噴出の稲妻
4 流刑への道
2 否認
4 本質の散乱
2 二重否定
3 ジェイス・ベレレン
1 審判の日
2 復讐のアジャニ

//エンチャント 1
1 忘却の輪

//アーティファクト 0

サイドボード
1 否認
3 瞬間凍結
2 天界の粛清
1 審判の日
2 光輝王の昇天
3 真髄の針
3 大祖始の遺産


 大きな変更は《ジュワー島のスフィンクス》が1枚増えて3枚になったこと、単体除去を《稲妻》・《噴出の稲妻》それぞれ2枚で計4枚にしたこと、全体除去を《地震》・《審判の日》1枚ずつにしたこと、である。その結果《忘却の輪》が1枚差しになってしまった。
 《ジュワー島のスフィンクス》はジャンドに対して強い。被覆があるのがなにより良い。飛んでるのも良いし、値段が安いのも良い。
 全体除去はここの所《審判の日》×2 を入れていたのだが X火力として使える点、プレインズウォ-カーを処理できる点 の2つが非常に便利と言うことで1枚《地震》に差し替えた。こちらのクリーチャーはそもそも全て飛んでいるので特に問題はない。
 単体除去を《稲妻》・《噴出の稲妻》それぞれ2枚づつにしたのは正直正解かどうか悩ましい。意図としては相手がジャンド・バントなら《噴出の稲妻》を、ナヤならば《稲妻》をサイドと入れ替える手筈になっている。ナヤ相手に稲妻は悲惨だ。ナヤにはできれば当たりたくないがしかしそんなことは言っていられない。バントにも《ロウクスの戦修道士》という天敵がいるが他がそこまで硬くないので妥協したい。バントはバントで《バントの魔除け》があるので結構怖い。
 カウンターの枚数については 《本質の散乱》×3・《否認》×3 が全面的に対応できそうで望ましいのだが何度やっても《否認》が手札で腐っている所をクリーチャーに殴り殺されるので 散乱×4・否認×2 ということになった。しかしこれではサイドと合わせても《否認》が3枚しかないので『赤昇天』や、まだ戦ったことのない『白単トークン』に対応できるか心配だ。

 で、調節の結果だが《瞬間凍結》が対ジャンドではやっぱり強かった。他でも散々書かれていて当たり前のことと思うが私はジャンドデッキと今まで当たった事がなかったので、今回身を持って体験した。《地震》では《若き群れのドラゴン》に困るかと思ったが彼のようなフィニッシャーを通してしまう用ではカウンターデッキは名乗っていられないのである。場に出してしまう様ではそもそも負けだ。《審判の日》はあくまで保険、お守りである。

 ジャンドのサイドに関しては、手札破壊に関して《精神腐敗》は荒廃稲妻と連発されなければ耐えれるかも。《ゴブリンの廃墟飛ばし》は瞬間凍結と本質の散乱で場に出さない。《大貂皮鹿》はデッキに3枚なら対処の範囲内。《思考の大出血》は1回なら何を抜かれても大丈夫、かな?

 考察としてはそんな感じでコレだけ読むとなんだかコッチが勝ち越しているように見えるかも知れませんが全然そんなことはないので悪しからず。結構な数ボコられました。

 最近は作りたいデッキも若干落ち着いて来て、私の求める赤青t白デッキの理想値の、出来るほぼ限界に近づいて来ている。 一応ニッサとガラクのオラン=リーフデッキにボッコボコにされた経験を糧に《真髄の針》も手に入れたり、ナヤを想定して《地震》を《審判の日》に代えてみたりして現在も調整中である。
 しかし、手を加えれば加えるほど『カウンター』から『コントロール』に寄って行くのがもどかしい。私のスタンスとしては 「カウンター」 > 「コントロール」なのだ。

 そんな中、色んなお店をちょくちょく回っているとスタンダード落ちしたカードが物によっては驚く程の値段で置いていることがたまに有る。スタンダード華やかかりし頃、自分のデッキでは使わないので手が出なかった彼らが何故だかとても愛おしくなって気がつくとスタンのカードを差し置いて手にとって眺めてしまう、そして買ってしまう。 ああっ。

 しかしそれでも流石と言うべきかメタのトップにあって高嶺の花だったカードの多くは今に至ってなおその価値は現役の頃とほぼ変わらない。

 今回はラブニカ・時のらせん・ローウィン=シャドウムーアを中心に色々買ってきたのだが、私のところに来たカードの大勢は『エキスパンション発売当時注目されながらもメタの上部には食い込めなかったカード』達である。例えば《タララの大隊》・《超起源》・《急かし》などの後一歩及ばなかった老兵達だ。彼らとて環境が少し違えば持てる力を尽くして第一線に立っていた筈である。

 彼らも、いつかは私のデッキで大いに活躍してくれるだろうが、今回のメインはやっぱりタイトルの『ウルザランド』である。 ウルザランド、何それ? と言う方に説明すると、マジック創設の割と早い段階に登場し、5版・8版・9版でも再録された土地サイクルで《ウルザの塔》・《ウルザの鉱山》・《ウルザの魔力炉》の3種類がある。それぞれその土地一つからは無色マナが1つしか出ないのだが、塔・鉱山・魔力炉の3種類が揃うと塔から無色3マナ・鉱山と魔力炉から無色2マナの全合計7マナでるようになる、と言う特殊地形である。
 かなり前からお店ごとに1~2枚ほどぽろぽろと見かけて買っていたのだが今回めでたく3種12枚が揃った。アンティキティー・5版・8版のカードが入り混じってイラストがカオスな状態で非常に古臭い感じがするがそれもまたよろしい。

 スタンダードのデッキは組んで回すのにいちいちスリーブを入れ替える必要があるので《流刑への道》や《ジェイス・ベレレン》辺りのカードにそろそろ傷が行きそうなのである。なので今回は敢えて 非スタンダードのカードでデッキを組んで遊ぶことにした(大会に向けたデッキ以外は全て大体同じ規格の百均スリーブなのでいくらでも組みかえれるので)。私の友人が悲しいかな最近はスタンダードよりもカジュアルにレガシー気味なので私も合わせようと言うわけだ。

 しかし、やったらやったでこれはこれで新鮮で面白い。最近こそスタンダードの構築に夢中で同じカードプールとずっとにらめっこしていた私だが、元々はその友人と同じ何でもアリの住民だったのだ。 これで念願のウルザトロンが組める。 血が、デッキビルダーの血が疼く、うおー!!


○ 赤青トロン (レガシー)
//土地 25
4 ウルザの塔
4 ウルザの鉱山
4 ウルザの魔力炉
1 ウルザの工廠
3 沸騰する小湖
3 イゼットの煮沸場
4 島
2 山

//クリーチャー 8
4 熟考漂い
2 霊気打ち
1 ボガーダンのヘルカイト
1 ダークスティールの巨像

//呪文 22
2 呪文の噴出
3 撤廃
4 卑下
4 血清の幻視
3 紅蓮地獄
3 マナ漏出
2 予感
1 空砕きの呼び声

//エンチャント 1
1 押収

//アーティファクト 4
4 イゼットの印鑑



 非スタンダードといいながらスタンダードのカードが入っていますがショックランドとか持ってないんでそこは勘弁してください。そして何故かまた赤青になってしまいました。

 使ってみた感じは  予感で占術4……、2枚ドロー。ダークスティールの巨像素打ちとか余裕。追加で6マナ払えオラッ! とかそんな感じになりました。

 やっぱりマナが大量に出るのはなかなか爽快で気分がいいです。

 《予感》は私にとって青のドローの中で一番思い入れの有る呪文です。始めた頃、コモンにもかかわらず欲しいカードを高確率で引くことが出来るこのカードにほれ込んで必ず使っていました。

 というわけで、懐かしの『ウルザトロン』(ウルザランドが入っているデッキね)でした。

 頭が疲れている時には単色デッキである。ゼンディカーのアンコモンはほぼ4枚ずつあるので今回は黒単の吸血鬼デッキを組むことにした。で、割と即座に完成。でもちょっとしょっぱい出来に。


○ 貧乏吸血鬼 (M10・ALA・ZEN)
//土地 22
2 湿地の干潟
2 新緑の地下墓地
18 沼

//クリーチャー 18
4 吸血鬼の裂断者
3 吸血鬼の呪詛術士
4 マラーキルの門番
4 吸血鬼の夜鷲
3 マラーキルの血魔女

//呪文 20
2 魂の消耗
3 強迫
3 見栄え損ない
4 血の署名
3 堕落の触手
2 精神ヘドロ
1 消えないこだま
1 リリアナ・ヴェス
1 ソリン・マルコフ

//エンチャント 0
//アーティファクト 0


 どの辺が貧乏なのかと言うと《恐血鬼》と《吸血鬼の夜侯》が入っていないところである。
ソリンはパックから出てきたのでまぁ許して頂きたい。

 超簡単に組めた吸血鬼デッキだが、コレがなかなか強い。強い理由は色々あって、まずはマナカーブが美しい。1マナの《吸血鬼の裂断者》から始まって6マナの《ソリン・マルコフ》までマナコスト・枚数、共に綺麗に並んでいる。単色デッキであることも相まって事故がほとんどない。
 そして吸血鬼達がみんな強力。《吸血鬼の裂断者》は1マナ 2/2 だし《吸血鬼の呪詛術士》はプレインズウォーカー対策として優秀でパワー2の先制攻撃持ち、《マラーキルの門番》はコントロールのフィニッシャーに刺さり《吸血鬼の夜鷲》は3マナ 2/3 で飛行・接死・魂絆、弱かろうはずがない。《マラーキルの血魔女》もプロテクション(白)でドレインが地味に効く。
 黒の呪文も痒い所に手が届く構成になっている。《強迫》で序盤をしのいで《精神ヘドロ》が打てれば相手の手札は確実に0になるだろう。《見栄え損ない》は稲妻にこそ及ばないものの除去として及第点。《血の署名》の2マナで2枚ドローという高性能も土地事故の確率を減らすのに一役買っている。

 プレインズウォーカーも出れば強い、特に《ソリン・マルコフ》は出るだけでゲームが決まることもあるくらい強い。笑ってしまう。


 そしてこれが一番言いたかったのだが、黒単から飛んでくる 《堕落の触手》 は初心者にとってトラウマもの。 「堕落の触手をプレイしま~す。そのクリーチャーの6点のダメージを与えてこっちは6点回復しま~す。 いち、にい、さん、しい、ごぉ、ろく」 なんて時のらせんのときにやられて私も黒単を作ってしまいましたとも、えぇ。

 ただし《堕落の触手》では本体にダメージを入れることができないのでそれを補うために《魂の消耗》も採用。《堕落》があればそっちでも良いのですがスタンダードから落ちました。

 更に、《湿地の干潟》と《新緑の地下墓地》が入っていますが私、フェッチランド大好きなんです。『前半に土地をサーチすることでデッキを圧縮し、後半に土地をできるだけ引かなく出来る』という使い方ができるのが最高です。アンタップインなので前半に土地が足りないときにはギリギリまで起動せずに土地を引く確率を上げる、なんて余りに地味な行為にワケもなくトキメイてしまいます。
 フェッチランドのある今こそ、単色デッキを作りましょう!

オラン=リーフやヴァラクートに比べてどことなく使えない扱いの《水の帳、マゴーシ》。緑単や赤バーンを皆が作る横でコントロールに1枚差しされる彼を、メインから何とか使ってデッキが組めないか? と今回は考えました。

まずはマゴーシの能力ですがマナ能力は置いておくと以下の2つになります。
 ① カウンターを置いて自分の次のターンを飛ばす。
 ② カウンターを取り除いて手札に戻すことで追加のターンを得る。

この2つの内②は自分にとってのメリットですので問題ありません。困るのは①の『自分のターンが飛んでしまう』能力です。しかし、見方を変えるとこの能力は『何度でも使用可能』と言う事もできます。これをメリットとして扱えるのは現環境ではおそらく"あの"デッキだけでしょう。

 と、いうわけで今回もマゴーシ4枚積みのターボフォグです。



○ 沈黙の帳 (M10・ALA・ZEN)
//土地 23
4 氷河の城砦
2 セジーリの隠れ家
4 水の張、マゴーシ
8 平地
5 島

//クリーチャー 4
4 否定の壁

//呪文 25
3 思案
4 沈黙
4 流刑への道
3 天使歌
3 ジェイス・ベレレン
4 審判の日
4 書庫の罠

//エンチャント 0

//アーティファクト 8
4 吠えたける鉱山
4 神話の水盤


 ターボの所以たる《吠えたける鉱山》に加えて効果(とマナコスト)が2倍の《神話の水盤》の8枚体制で強制ドローによるライブラリーアウトを狙っていくデッキです。

 お互いにドロー加速をしつつアップキープ中に《沈黙》を打ちこんで動きを遅らせます。上手くマゴーシが起動できたならば《書庫の罠》やジェイスの忠誠度一気上げでライブラリーを削ります。

 使った感じ、序盤にドロー加速できればなかなか面白いです。そうでないときは……。
 ちょっと前に、トレードで《書庫の罠》が4枚そろっていたので今回はそれを使ったライブラリーアウトデッキです。自分のライフが0でなくてもカードを引けなければ負け、と言う『もう一つの勝ち手段』を突いた個人的に大好きなデッキです。


○ Jace クラブ (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
3 湿地の干潟
2 沸騰する小湖
2 霧深い雨林
3 セジーリの隠れ家
2 ジュワー島の隠れ家
5 平地
5 島
2 沼

//クリーチャー 7
4 面晶体のカニ
3 否定の壁

//呪文 23
4 流刑への道
4 天使歌
1 罠士の引き込み
4 精神の葬送
3 ジェイス・ベレレン
3 審判の日
4 書庫の罠

//エンチャント 2
2 忘却の輪

//アーティファクト 4
4 吠えたける鉱山



 簡単に説明しますと、『ターボフォグ』の流れをくんだデッキなっていて、勝ち手段は相手のライブラリーを空にすることです。

 《吠えたける鉱山》や《ジェイス・ベレレン》でとにかくお互いドロー加速します。そして《否定の壁》や《審判の日》で相手の足を止め、《天使歌》《流刑への道》で時間を稼ぎつつ、隙を見て《精神の葬送》《書庫の罠》で相手のライブラリーを削って0にします。


 ライブラリーアウトデッキを紹介するに当たってまず初めに言いたいのは、『ライブラリーアウトデッキは非常に楽しい!』 ということです。では何が楽しいのかというと、まぁ実際に使ってみていただければすぐに解かると思うのですが、『相手のライフがいくら増えようと全く問題にならない』。これが一番最高に愉快です。
 例えば普通の(相手のライフを0にするのが目的の)デッキであれば《吸血鬼の夜鷲》《ロウクスの戦修道士》等の魂絆能力を持ったクリーチャーが除去できなければ、いくら自分の攻撃を通しても相手のライフがほとんど減らない、ブロックされると相手のライフが増える、と言った状況に陥って非常に困ることがあります。しかし、ライブラリーアウトを狙う場合は相手のライフが30だろうと200だろうと全く問題なく勝利することが可能です。これはとても痛快です。

 更に、基本的にですが自分のライブラリーは守る事ができません。今で言うと《古き秘密の探索》が一応ライブラリーアウトを防げるかな? くらいの無防備さです。ついでに相手のデッキに満載のクリーチャー除去も盛大に腐ります。


 と、ここまでがライブラリーアウトデッキ自体、の面白さの紹介でしたが、ここからは『このデッキ』の魅力を書きたいと思います。

 それはこれ、『1ターンキル可能!』、これにはなかなか浪漫があると思うのですが僕だけでしょうか? 具体的には初手に《書庫の罠》が4枚あって、相手が先手1ターン目にフェッチランド起動、そうすると『書庫の罠×4=52枚』『初手7枚』『探した1枚』で60枚のライブラリーが一瞬で0になります。まさに夢、ドリームですが初手に4枚そろう確率はWiki によると0.007% らしいです。


 ……最後に、このデッキの名前でピンときた貴方はステキです。
《エーテル宣誓会の法学者》が今好きでして、何とかそれでデッキ組めないかなーと思って作ったらクロックパーミッションになりました。はっきり言ってネタデッキの部類に入ると思います。エスパーといえば《鋼の風のスフィンクス》や《覇者シャルム》《練達の変成者》《求道者テゼレット》でしょうがそんなもの無くてもいいんです。勿論あればもっと良いんですけど。


○エスパークロック (M10・ALA・ZEN)
//土地 18
2 氷河の城砦
2 水没した地下墓地
2 湿地の干潟
4 平地
4 島
4 沼

//クリーチャー 20
4 潮の虚ろの漕ぎ手
4 エーテル宣誓会の法学者
2 エーテリウムの達人
4 エーテル宣誓会の盾魔道士
3 意思切る者
3 ガラス塵の大男

//呪文 18
4 流刑への道
3 精霊への挑戦
3 否認
3 本質の散乱
3 取り消し
2 ジェイス・ベレレン

//エンチャント 0

//アーティファクト 4
2 原霧の境界石
2 霧脈の境界石


 《エーテル宣誓会の法学者》がいると相手のターンにカウンターで邪魔することにより場が膠着しやすいのでその間に軽量クリーチャーで殴って行こう、というのが基本です。クリーチャーには《本質の散乱》や《流刑への道》で対処します。《見栄え損ない》も検討したんですが《稲妻》程の安定感がないので見送りました。《火山の流弾》等のダメージに除去には《エーテル宣誓会の盾魔道士》や《精霊への挑戦》が光ります。
 デッキの弱点としましてはドローサポートが弱いこと、土地が少ないこと、があげられます。土地の少なさに関しては1マナでサイクリングできるカードを6枚入れて頑張っています。後半《エーテル宣誓会の法学者》がいると若干使い辛いかもしれませんが《思案》や《エスパーの魔除け》を入れてもいいかな、とは思います。無難なのは《急使の薬方》、でしょうか。
 試してみた所、カウンター戦略に《エーテル宣誓会の盾魔道士》が非常に合っていました。瞬速持ちはやっぱり便利です。
 境界石は特に必要、というわけではありませんが、M10ランド4枚ずつよりは安いと思って入れました。若干M10ランドと相性悪いですし。レア土地も2枚くらいなら入れれるんじゃないでしょうか? 4枚集めるのはしんどいですし、そもそも私もそんなに持って無いです。
 
 あと、せっかく『クロック』って名前なんだから《災いの砂時計》を1枚か2枚入れておくとシャレが効いていて良いかもしれません。
 近くでレガシーの大会をやっていました。私は出ませんでしたけど。勿論出てみたくはあります。

 なので今日はそれにあやかって昔私が友人達と遊んでいたレガシー用? のデッキを久々に持ち出してみました。


 私がマジックを始めたのは3年くらい前ですが、その頃はフォーマットとか気にせずに数人の友人達と基本的に何でもアリでデッキを組んで遊んでました。1年くらい経ってなんとなくスタンダードに合わせてデッキを作ろう、ということになって今に至っています。

 まぁつまり、何が言いたいのかというとフォーマットなんて考えないでデッキ組んで遊ぶのも一応レガシーなんではないのかと。 レアカードなんて何にもなくてもレガシー楽しいよ、とそういったトコロです。


 で、コレは私がそのときの1番後期に作ったデッキです。何でもアリでこういうデッキに行き着く私の、何が好きで何が嫌いかとかそーいったものが一目瞭然だと思うので分かる人だけドウゾ。 ちなみに、作ったのはモーニングタイドが発売されたくらいの時です。



○青単ゼロックス (レガシー)
//土地 19
19 島

//クリーチャー 12
3 コー追われの物漁り
3 トゲ尾の仔ドレイク
3 深き刻の忍者
3 裂け目翼の雲間を泳ぐもの

//呪文 29
1 送還
4 選択
3 魔力の乱れ
2 禁制
2 記憶の欠落
4 対抗呪文
4 ルーンのほつれ
4 蓄積された知識
3 排撃
1 洗い流し
1 好機

//エンチャント 0
//アーティファクト 0



 古いコモンカードを知っている人には分かるクロックパーミッションです。軽量クリーチャーを展開して後は相手の呪文をガンガン打ち消して行きます。インベイジョン・オデッセイ の時期から一気にコールドスナップ・時のらせん まで飛んでいるのが印象的です。でもニンジャがいたりします。1枚10円20円とかそんなステキなカードが一杯詰まった箱がいくつもいくつも並んでいるお店に何回も何回も通ってできたデッキです。

 ちょっとソレ貸してみろと言われて友人に回されて、今でも自分ではあんまり相手にしたくないです。 今思うと、こんなデッキばっかり私が作るようになったから、僕等はスタンダードに移ったのかも知れません。



 他に私が好んで作ったのは《怨恨》なしのクレイジーグリーンもどき、とかそんなデッキばっかり。
 今日は午前中に用事があったので、帰りの道すがらお店に寄ってみるとマジックのカードを眺めている人を発見。前に大会で一度見かけた人だったのでまたもや思い切って『対戦して頂けますか?』と声をかけてみる。『OK』と引き受けてくれた。

 で、こちらは前の日記のデッキを《ゴブリンの先達》2枚を《否定の壁》2枚にし、サイド《紅蓮地獄》2枚を《光輝王の昇天》2枚にして、メインの《光輝王の昇天》2枚を《忘却の輪》に置き換えたデッキ。相手はどんなデッキを使ってくるのだろうとワクワクしていると相手の場に出て来るのは《セジーリの隠れ家》《島》《山》《平地》。なんと《断ち割る尖塔》 《氷河の城砦(私は高くて買えない)》が追加で入っているくらいでこっちのデッキとメインは同じ赤青白のデッキだった。
 これは俄然楽しくなって来た。ジャンドやナヤには負けても同型デッキにまけるわけには行かない。


1本目
 戦いながら相手のデッキについてわかった事は《ジェイス・ベレレン》《ジュワー島のスフィンクス》《流刑への道》《忘却の輪》といったパーツがこちらと同じ。《思案》やカウンタースペルの変わりに《白蘭の騎士》《復讐のアジャニ》などが詰め込まれているということ。《アラーラのオベリスク》も入っていてそのために《断ち割る尖塔》が使われていた。カウンターも何枚か入っているようだった。
 序盤、自分と同じ土地が並ぶのを見つつ白蘭を焼くがジェイスを先に出される。忘却の輪で処理したかと思っていたら同じく忘却の輪でゲームから取り除かれる私の忘却の輪。相手も同型デッキと気づいたらしく、お互いドローでジェイスのカウンターを増やしにかかるが、それがこちらの勝因となった。カウンターが9個に達した時点でこちらもジェイスを出して対消滅。今度はこっちが2体目ジェイスで自分だけドローを開始。大量の手札で主だったスペルを全てカウンターして最終的にボガヘル×2ですぐに2体とも流刑されるも本体に10点入って苦悩火で11点。勝利する。

2本目
 流刑×2、本質の散乱×2 を 否認×2、光輝王の昇天×2 と入れ替える。相手も何枚か入れ替えていたようだ。
 そして出てくる《真髄の針》指定はジェイス。私の場には傍観者となった彼が残された。その後は光輝王の昇天(そっちもか!)、チャンドラ、復讐のアジャニ、アラーラのオベリスク、と展開される。しかしボガヘルの点数割り振りで百欄に2点入れたところオベリスクで+2/+2 されて生き残り、自分のうかつさを呪った。
その後彼に殴られ続けて敗北。

3本目
 光輝王×2、否定の壁×2 を 流刑×1、散乱×1 エーテル宣誓会の法学者×2 へ。チャンドラがいるなら光輝王は役に立たない。今思えばジェイスも抜いておくべきだった。
 相手のデッキもだいたいわかってきたので3本目はとにかく相手のターンエンド時に動くことを心がけた。プレインズウォーカーが厄介なので、稲妻はなるべくそっちに向けて使うことにして百欄は基本的に流刑で対処、ジュワー島のスフィンクスは漏れなく本質の散乱。相手も否認を使ってくるが打ち消し合いではこっちの方が断然有利だ、全て否認で返した。
 最終的にはやっぱりボガヘル5点、殴って5点。苦悩火×2で18点入って勝った。


 対戦後にサイドボードを見せてもらった所、《天界の粛清》《否認》《光輝王の昇天》と種類も枚数もほぼ同じだった事が判明。なんだかすごく親しく思えてしまう。

 その後トレードをして分かれることとなった。トレードしたのは《巨森、オラン=リーフ》と《書庫の罠》。オラン=リーフには割りと好かれていて5枚目だったし、書庫の罠はこれで4枚になったので満足している。

 なので次はぜひともライブラリーアウトデッキを作りたい。





ver.2
この対戦を通じてのデッキの改案。《復讐のアジャニ》のプロモカードが正規品よりだいぶ安価で入手していたのがあったので投入。そして《精神の制御》は《忘却の輪》へ変更。

○赤青t白 カウンターバーン (M10・ALA・ZEN)
//土地 25
2 乾燥大地
2 沸騰する小湖
3 セジーリの隠れ家
1 水の帳、マゴーシ
3 平地
7 島
7 山

//クリーチャー 4
2 ジュワー島のスフィンクス
2 ボガーダンのヘルカイト

//呪文 29
2 地震
2 苦悩火
4 思案
4 稲妻
4 流刑への道
4 本質の散乱
2 否認
2 二重否定
3 ジェイス・ベレレン
2 復讐のアジャニ

//エンチャント 2
2 忘却の輪

//アーティファクト 0


○サイドボード
3 エーテル宣誓会の法学者
2 否認
3 天界の粛清
3 光輝王の昇天
1 忘却の輪
3 大祖始の遺産


 《地震》はもう1枚サイドに差してもいいんだけど、こっちはライフの回復が無いに等しく大抵何回か殴られるので控える。ナヤデッキが相手の時には《稲妻》を1枚《忘却の輪》へ代える予定。《水の帳、マゴーシ》は《復讐のアジャニ》と相性が良いし、せっかく持っているので1枚採用。
 ちょっと住んでいる所からは遠い所にあるお店でスタンダードのFNM があると知って遠征。持ち込んだデッキは以前の赤青に白を入れた赤青白、人呼んでトリコロール、のカウンターバーン。

 ところがお店に入ってシングルカードの棚を見ると《エーテル宣誓会の法学者》が出せる値段で置いてあった、たずねた所3枚あったので即購入。そして速攻でサイドに入れる。後で使うけどこのカードは実に面白かった。

 で、結局最終的に使ったデッキはこれ。


○ トリコ・コントロール (M10・ALA・ZEN)
//土地 25
2 乾燥大地
2 沸騰する小湖
3 セジーリの隠れ家
2 平地
9 島
7 山

//クリーチャー 6
2 ゴブリンの先達
2 ジュワー島のスフィンクス
2 ボガーダンのヘルカイト

//呪文 27
2 地震
2 苦悩火
4 思案
4 稲妻
4 流刑への道
4 本質の散乱
2 二重否定
3 ジェイス・ベレレン

//エンチャント 2
2 光輝王の昇天

//アーティファクト 0

○サイドボード
3 エーテル宣誓会の法学者
2 否認
2 紅蓮地獄
3 天界の粛清
2 精神の制御
3 大祖始の遺産


 赤青の2色だとデカイクリーチャーが手におえなくなるので白を足して《流刑への道》を採用。後は《光輝王の昇天》が《精神の制御》の代わりにメインに入ったくらい。序盤はとにかく耐えて、最後に《ボガーダンのヘルカイト》や《ジュワー島のスフィンクス》で何度か殴ってX=10とかの《苦悩火》もしくは《地震》で決めるのが基本。
 サイドは続唱対策に《エーテル宣誓会の法学者》。マナクリーチャーやトークン用に《紅蓮地獄》。ジャンド・昇天用に《天界の粛清》、昇天デッキが来るとしたら赤か黒だと思った。後は墓地利用対策《大祖始の遺産》おまけで《精神の制御》。





 私はちょっと早めに行ったのでその時はまだ人影もまばらだったのだが、時間にちかずくにつれて人が増え、なんと18人に。どこの地方大会だよと誰かがいっていた。


1回戦 赤単 ○-○
 《地獄火花の精霊》や《地獄の雷》が流刑し損ねると厄介だったが《ボガーダンのヘルカイト》の方が強かった。《板金鎧の土百足》も《稲妻》でこんがり。

2回戦 バントアグロ ×-×
 《ロウクスの戦修道士》が《数多のラフィラーク》で強化されるのを止められない。負け。

3回戦 上陸ビート ○-○
 上陸でいくらでかくなるといっても基本のサイズは小さいので対処には困らない。《流刑への道》もあるし。《イーオスのレインジャー》から《野生のナカティル》《ステップのオオヤマネコ》とサーチされて並べられるも返しに《地震》で全滅。

4回戦 グリクシス赤昇天 ×-○-×
 ノンクリーチャーデッキだったので1本目の負けは《本質の散乱》《流刑への道》《稲妻》の12枚が腐って負ける。2本目はサイドの《天界の粛清》《大祖始の遺産》が効いて完封。しかし3本目、これがいま思うだに悔しいのだがとにかくこっちのミスで負けてしまった。ちきしょー! でも《エーテル宣誓会の法学者》は最高だった。《テレミンの演技》でも1枚差しにしたろうかしら。


 構築戦を戦ってみてやっぱり『ナヤ』や『バント』系に弱い。赤昇天には私が失敗しなければデッキ的には勝っていた筈。
 《不屈の随員》がねぇ、痛いんだよねぇ……。

 デッキの改案は、できれば《流刑への道》を8枚くらい入れたいがそういうわけにも行かないので何とか対策してみるしかない。《ゴブリンの先達》は《エーテル宣誓会の法学者》に変えたほうが良いかも。《光輝王の昇天》の枠を何とかバント対策にしたいなぁ。



ver.2
 《否定の壁》は悪くないんだけど、壁に頼るのもなんだか癪である。《威嚇の稲妻》も考えたけど結局それだとタフネス4、《ロウクスの戦修道士》や《茸の番人》が焼けない。う~ん……、《忘却の輪》 かなぁ……。流刑と併用なら《噴出の稲妻》もアリなのだろうか、《審判の日》は色拘束がきつい以前にソーサリーだし、 解からん。
 前に書いた赤青のカウンターバーンをチョコチョコと一人で調節していたのですが、今日カードショップに行った所、マジックをやっている方が一人でいるのを発見。勇気を出して「よろしければ対戦していただけますか?」とたずねたトコロ、快く引き受けていただいた。
 人生2度目の野試合で私のデッキは勿論『赤青』。その方のデッキ4つくらいと後から来たお連れさんの白ウィニーやナヤを相手に戦ってかなり実戦の研究ができました。ありがたいことです。

 戦ってみて相性の良いデッキは中速ビート・ウィニー。中速デッキはマナさえそろえばこっちのものでフィニッシャーまですぐでした。全体的に小粒なウィニーは稲妻でいくらでも焼けます。
 逆に、相性最悪のデッキは『ナヤ』。《呪文砕きのビヒモス》が完全にどうにもなりませんでした。また、タフネス4の壁は非常に厚いです。



グリクシスコントロールに入れようかなと思って《急転回》と《二重否定》を買いに散策していた所、《ボガーダンのヘルカイト》が何とか出せる値段になっていたので2枚購入。
買ったカードの色が色だったので家に帰る道すがら赤青でパーミッションが組めないかと延々考え、帰ってから何とか組んでみました。ちょっと予想とは違った形になったがなかなか好きなデッキです。


ver.2  2《急転回》→2《ゴブリンの先達》
 使ってみて《急転回》はほぼ使わないことが分かったのでメインからは抜くことが決定。で、何を入れるか候補に迷ったのだが、以外にも目に留まったのは《ゴブリンの先達》。攻撃時に相手のライブラリートップを確認できるのがカウンター戦略に非常に噛み合っていて便利。1Tから展開できれば一人で殴り殺すときもあった。これは行けるんじゃないか?

ver.3  1《本質の散乱》→1《急転回》
 やっぱり《急転回》が欲しくなった、とはいってもやっぱり何枚も入れるわけにも行かないので1枚差しに。

ver.4  2《水の帳、マゴーシ》1《ガーゴイルの城》→2《島》1《山》
 マゴーシ、いらね。《ガーゴイルの城》も1枚で十分。

ver.5  2《複製の儀式》→1《稲妻》1《噴出の稲妻》
 できることなら常にインスタントタイミングで動きたいので《複製の儀式》をはずすことに。もともと相手の手札で腐りがちな除去の良い的で、これをキッカーなしで使うには相手の場にクリーチャーが出てしまっているということである。いろいろこれではダメだった。

○赤青カウンターバーン (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
1 ガーゴイルの城
4 沸騰する小湖
11 島
8 山

//クリーチャー 6
2 ゴブリンの先達
2 ジュワー島のスフィンクス
2 ボガーダンのヘルカイト

//呪文 28
2 地震
2 苦悩火
4 思案
4 稲妻
4 噴出の稲妻
2 否認
1 急転回
3 本質の散乱
3 二重否定
3 ジェイス・ベレレン

//エンチャント 2
2 精神の制御

//アーティファクト 0


《ボガーダンのヘルカイト》は実際に使ってみると想像よりも遥かに面白いカードでした。瞬速持ちなのが振るっていて、惚れてしまいそうです。
 更に、いかなるビートデッキよりも私はコントロールデッキ、特にカウンターを使うデッキが好きなので久しぶりにそういうデッキが組めて非常に満足しています。『続唱』は面白いけどカウンターと X火力がつめなくなりますからね。
《マラーキルの血魔女》を《複製の儀式》(キッカー)でコピーして30点ドレインして勝つ! というデッキに憑り付かれております。
 前の日記に書いたヤツはいささか無理なデッキでしたので今回もうちょっと考えました。

 それでもあまりに好き過ぎて『グリクシス』タイプと『エスパー』タイプの2つを考えたのですが、先ずはグリクシスデッキから行こうと思います。


○血魔女複製 (M10・ALA・ZEN)
//土地 23
3 崩れゆく死滅都市
3 沸騰する小湖
2 竜髑髏の山頂
2 水没した地下墓地
7 沼
4 島
2 山

//クリーチャー 17
3 マラーキルの門番
3 吸血鬼の夜鷲
3 意思切る者
3 巨怪なオサムシ
3 マラーキルの血魔女
2 ジュワー島のスフィンクス

//呪文 20
3 思案
3 噴出の稲妻
2 終止
3 否認
4 魂の操作
4 複製の儀式
1 残酷な根本原理

//エンチャント 0
//アーティファクト 0


 グリクシスデッキから紹介しようと思ったのはマナカーブの美しさに一人で勝手に惚れ込んでしまったからです。《噴出の稲妻》は、《稲妻》と《瀝青破》2枚分に相当する良質なカードだと思います。
 《否認》は最初《対抗突風》だったのですが《マラーキルの門番》等の色拘束の強い呪文を使うと打てなくなる可能性があるため変更しました。
 そして《意思切る者》《巨怪なオサムシ》をサイクリングして《魂の操作》で使いまわすという、いかにもな貧乏コンボも炸裂です。
 《残酷な根本原理》が1枚差しなのは1枚しかもっていないからです。もう1枚くらい入れても良いかも知れません。
まずは次のデッキレシピを見て欲しい。それでもって勝ち手段が解かったあなたはなかなかスルドイ。

ではどうぞ。


○血魔女複製 (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
2 海辺の城塞
2 秘儀の聖域
4 広漠なる変幻地
6 森
4 沼
4 島
2 平地

//クリーチャー 18
3 否定の壁
4 カターリの残影
4 ハグラの悪魔信者
4 マラーキルの血魔女
3 失われた真実のスフィンクス

//呪文 15
3 巨森の蔦
4 砕土
2 審判の日
2 サディストの聖餐
3 複製の儀式

//エンチャント 4
4 カルニの心臓の探検

//アーティファクト 0


 ……はい、どうだったでしょうか? デッキ名が一応そのままヒントになっています。



 答えは《マラーキルの血魔女》を対象に《複製の儀式》をキッカー込みで打つ、です。5体出たコピーそれぞれに6点ドレインが発動して合計30点ライフをドレインできます。

 そして同じ事を《ハグラの悪魔信者》にすると……、6体×5回×6点でなんと180点のライフロス! 相手は多分死ぬ!
 
《世界を鎮める者》を何かに使えないかと考えてすぐさま組んでみたバントデッキです。
バントカラーなのに土地破壊です。


○世界系ランデス (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
3 霧深い雨林
3 海辺の城塞
6 森
6 平地
6 島

//クリーチャー 20
4 カビのシャンブラー
4 酸のスライム
4 世界を鎮める者
4 失われた真実のスフィンクス
4 徴兵するワーム

//呪文 8
4 砕土
4 審判の日

//エンチャント 4
4 広がりゆく海
4 献身的な嘆願

//アーティファクト 0

 はい、土地以外のカードが全て4枚積み、という超単純なデッキです。《世界を鎮める者》だから世界系です。さすがに少し恥ずかしい名前です。

 最初は《カルニの心臓探検》と《砕土》で《平地》を大量に並べて《空の遺跡、エメリア》で《世界を鎮める者》を釣りまくるデッキだったのですが、いかんせん遅く、土地破壊と(考えてみれば当然の事ながら)相性が悪いので《広がりゆく海》をメインに据えて多色デッキを相手に想定した色マナに対する妨害に切り替えました。《献身的な嘆願》を使うと必ず《広がりゆく海》が使えるようになっています。
 軽い除去は続唱と相性が良くないので除去は《審判の日》だけです。
そして《カビのシャンブラー》と《酸のスライム》でひたすら土地を破壊します。
それでもって《世界を鎮める者》が出たなら迷わず土地をシメて行きます。

 3色以上デッキはアラーラの断片の3色土地を使っている可能性が高いので、上手く刺さって青マナしか出なくなるとすれば序盤は凌げるでしょう。また、単色デッキでは逆にダブルやトリプルシンボルのコストのカードが多めに入っているでしょうから時間かせぎくらいなには、なるといいな・・・。なので青単以外のデッキなら多少は妨害できるかと思います。


 あと、『世界系』って最近あんまり聞きませんね。もはや使い古されてしまったのかしら?
構築大会初参加。デッキは昨日のナヤバント。
結果を先に言うと1勝5敗の大負けだったよ。orz

以下、大会結果。

一回戦 ○-○   黒赤緑白のビッグマナ、かな?
 1 相手が土地事故。なんと勝ってしまう。
 2 崇敬の壁、聖遺の騎士、聖遺の騎士、崇敬の壁、若き群れのドラゴン、と展開されるが全てに除去が入って勝ち。

 なんと構築大会を初戦から勝利、意外と勝てるのではないかと意気揚々とする私。
 しかし、そんな甘いことはなかった。


二回戦 ○-×-× ジャンドランデス
 1 相手ダブルマリガン、勝ちを拾う。
 2 《芽吹くトリナクス》が3体出てきて押し負ける。
 3 なんと土地破壊で土地が1つまで壊される。勿論負け。

 芽吹くトリナクスは見るのも初めてだったが、こちらの除去はリムーブが主体なので善戦するもまけた。結構無理のある4色デッキなので土地破壊は辛かった。まさか土地破壊に来る人がいるとは。そして多分この人が優勝。


三回戦 ○-×-× 黒単ビート
 1 続唱とクリーチャーのサイズで押し勝つ。
 2 サイドインした《死の印》《破滅の刃》の雨アラレ、何もこらないくらいやられた。
 3 黒い除去が飛んでくるとわかっていてもどうにもならない。否定の壁も夜鷲の接死の前には無力。

 黒単にやられた。夜鷲はつよいな。


四回戦 ×-×   白ウィニー
 1 序盤に白いやつらが並ぶのを止められない。《精霊への挑戦》はずるいだろ。
 2 全員先制攻撃持ちとかないよ。《清浄の名誉》でやたらとでかくなるし。

 展開の早いデッキにはかなり辛い。どういう環境であろうとも白ウィニーは存在する、ということを目の当たりにした。


五回戦 ×-×   青白黒コントロール
 1 当方痛恨のプレイングミス、無造作に土地をタップしたせいで《バントの魔除け》が打てなくなって悪斬に1ターン差で負ける。 
 2 《空の遺跡、エメリア》を出されるも悪斬はゲーム外、しかし《否定の壁》3体並んでどうにもならぬ。こっちの《ジェスの浸透者》はきっちりゲーム外だし。

 悪斬とたいめんしたが噂よりは何とかなると思った。《鋼の風のスフィンクス》の方が出されて痛かった。

六回戦 ○-×-× グリクシスコントロール
 1 《徴兵されたワーム》が《ビヒモスの大槌》で《黒騎士》を乗りこて勝ち。
 2 自分が土地事故。2枚じゃさすがに勝てないよ。
 3 序盤に2体並んだ黒騎士が殴る殴る、結局そのまま負けてしまった。

 《意思切る者》をサイクリングして《魂の操作》で使いまわしつつ《マラーキルの門番》《吸血鬼の夜鷲》でアドバンテージをとって《稲妻》《噴出の稲妻》で締める。という自分でもそのまま組めそうな(そして止めた)デッキに勝てなかったのが非常に悔しかった。くっそ~…。


 そんなこんなで結局負け続けだった。でもブービー賞でもらった1パックから《乾燥大地》。 ……次も頑張ろう。




最後に、今日の結果をかんがみてのデッキの改案。


○ナヤバント改良版 (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
1 沸騰する小湖
1 乾燥大地
1 霧深い雨林
2 ジャングルの祭殿
3 海辺の城塞
2 巨森オラン=リーフ
4 森
4 平地
4 島
2 山

//クリーチャー 18
4 ジェスの浸透者
2 クァーサルの群れ魔道士
4 ロウクスの戦修道士
4 血編み髪のエルフ
3 徴兵するワーム
1 ジュワー島のスフィンクス

//呪文 11
3 流刑への道
3 砕土
3 バントの魔除け
2 審判の日

//エンチャント 6
2 忘却の輪
4 献身的な嘆願

//アーティファクト 1
1 ビヒモスの大槌


・サイドボード
1 クァーサルの群れ魔道士
3 否定の壁
1 ジュワー島のスフィンクス
3 紅蓮地獄
1 審判の日
3 光輝王の昇天
2 精神の制御
1 大祖始の遺産

メイン
 out 2 エメリアの天使
    1 信頼おける山刀

 in  1 ジュワー島のスフィンクス
    2 審判の日

 サイドアウト率100%だった《エメリアの天使》をサイドにあった《審判の日》と交換。《徴兵されたワーム》から《審判の日》がめくれたとしてもワームは場に残るためそんなに悪くない。《信頼おける山刀》もあんまり信頼できなくなったので外して《ジュワー島のスフィンクス》と代えてクリーチャーの穴を補う。


サイド
 out 1クァーサルの群れ魔道士
    2 審判の日
    1 精神の制御
    2 大祖始の遺産

 in  1 否定の壁
    1 ジュワー島のスフィンクス
    2 紅蓮地獄
    1 審判の日
    1 光輝王の昇天


 《クァーサルの群れ魔道士》は最大3枚あれば昇天・清浄に対抗できると思うので1枚減らしました。審判の日は、2枚メインに行って1枚補充です。《精神の制御》も若干重いので1枚減らしました。そしてたまたまかも知れませんが墓地をフル活用するようなデッキには出会わなかったので《大祖始の遺産》は1枚差しにとどめておくようにします。
 入ったカードに関しては、『同じカードは3枚は入れないと引けない』という考えの下に《否定の壁》《紅蓮地獄》《光輝王の昇天》をそれぞれ3枚にして、フィニッシャー用に《ジュワー島のスフィンクス》をもう一枚。
 黒いデッキにはこっぴどくやられたので《紅蓮地獄》を追加。《黒騎士》《マラーキルの門番》《吸血鬼の列断者》をこれで一掃できるはず。更に白ウィニー・1/1 トークンに対してもこれはそこそこ有効だと思われます。《審判の日》と同じで《血編み髪のエルフ》から出ても血編みはなぐれるので良しとしましょう。

 他ではあんまり調子が良くないので、この前のナやバントのデッキを構築戦様に詰めてみた。ちなみに、構築の大会に出るのは今回が初めて。



○大会用ナヤバント (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
1 沸騰する小湖
1 乾燥大地
1 霧深い雨林
2 ジャングルの祭殿
3 海辺の城塞
2 巨森オラン=リーフ
4 森
4 平地
4 島
2 山

//クリーチャー 19
4 ジェスの浸透者
2 クァーサルの群れ魔道士
4 ロウクスの戦修道士
4 血編み髪のエルフ
2 エメリアの天使
3 徴兵するワーム

//呪文 10
3 流刑への道
3 砕土
3 バントの魔除け


//エンチャント 6
2 忘却の輪
4 献身的な嘆願

//アーティファクト 2
1 信頼おける山刀
1 ビヒモスの大槌

・サイドボード
2 クァーサルの群れ魔道士
2 否定の壁
1 紅蓮地獄
2 審判の日
2 光輝王の昇天
3 精神の制御
3 大祖始の遺産


 デッキのコンプセントは、続唱でアドバンテージを稼いで殴る、以上。
 サイドボードは普段作らないので無茶苦茶に悩んでこの結果です。昇天にはクァーサル、コントロールには光輝王、悪斬・血魔女には精神の制御、墓地利用には遺産。という考えで採用しました。







 これより前の日記で色々デッキを書きましたが、カードが足りているデッキはその場で組んで回してみています。
 で、そのとき練習相手になるのはだいたいにおいて下の 白青緑赤の4色デッキです。何でこのデッキかというとデッキパーツがかぶりにくいからです。まぁ《血編み髪のエルフ》はよくかぶりますが。
 そして土地に少々問題があってたまに事故リますがそれも愛嬌です。

 私が思いつきで作るネタデッキは大抵これにボコボコにされます。



○練習用ナヤバント (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
2 ジャングルの祭殿
3 海辺の城塞
3 広漠なる変幻地
2 巨森オラン=リーフ
4 森
4 平地
4 島
2 山

//クリーチャー 17
4 ジェスの浸透者
2 クァーサルの群れ魔道士
4 ロウクスの戦修道士
4 血編み髪のエルフ
3 徴兵するワーム

//呪文 11
2 流刑への道
4 砕土
2 バントの魔除け
3 捕らえられた陽光

//エンチャント 6
2 忘却の輪
4 献身的な嘆願

//アーティファクト 2
2 ビヒモスの大槌


 続唱から1試合に1度は必ず出てくる《ジェスの浸透者》は"ブロック"されないという最強の回避能力もちで《否定の壁》やその他再生もちクリーチャーを越えて殴ってきます。
 また《ロウクスの戦修道士》も色拘束が若干きついですが強いです。


 必死に作ったコントロール・ライブラリーアウト・ビート・バーン・続唱、等々のデッキがこれに殴り倒されるたびに少し悲しくなります。ぶっちゃけて言うと今の手持ちでこれ以上強いデッキが作れるのかと少々疑問です。
 ですが、私はこういう、所謂『普通』のデッキよりも奇天烈なデッキが好きですので、これからも色々と考えていきたいですな。
ゼンディガーのパックでは《サディストの聖餐》と《変わり樹のレインジャー》が何故かよく当たるので、何とかして《サディストの聖餐》でデッキを組もうと頑張っていた。

そして挫折した。





それでも必死で考えたデッキであるのでここに記しておきたい。
誰か彼の屍を乗り越えてくれい。




 デッキの説明。《砕土》と《カルニの心臓の探検》を組み合わせると爆発的に土地が並ぶので、それで《サディストの聖餐》をキッカー込みで使って勝とう! というもの。しかしこれが旨く行かない。
 以下、デッキの変遷の回想。



① 土地が大量に並ぶので序盤は《面昌体のカニ》でライブラリーを削ってどどめにサディストでライブラリーを空にして勝つる!
 →とてもじゃないけどカニじゃ序盤がもたない。キッカーしても負ける orz

② カニはだめだ。今度はサディストで土地を抜きまくってから《精神の葬送》打てばライブラリーも空になるはず!《カビのシャンブラー》と《酸のスライム》でついでに土地を破壊してまわろう。
 →打てる頃には十分土地が並んでいてどうにもならない。orz

③ 土地破壊とかはあまりに無謀だ。じゃあ逆に、サディストでクリーチャーカードを抜きまくって《テレミンの演技》で即死させたる!
 →テレミンの素撃ちが微妙すぎる、不確定要素が多すぎてやっばりボコられる。orz

④ やっぱりデッキの構造自体に無理があったんだ、やめやめ
  ・・・。

⑤ いや、もう少し考えてみよう。ライブラリーアウトを狙うのがそもそもの間違いなのかも知れない。とにかくサディストを打って生き残るためだけのデッキにして見よう。
 → …か、勝てた、けど、なんというグダグダ試合。




そんなこんなで誕生した《サディストの聖餐》デッキ。しかし実態は後半の展開がトんでもなくグダグダになるというなかなかの ドM使用。
はっきり言って自分でも相手にしたくない。



と、言うことで以下レシピ。

○サディストきっく (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
2 海辺の城塞
2 秘儀の聖域
4 広漠なる変幻地
6 森
4 沼
4 島
2 平地

//クリーチャー 8
2 否定の壁
4 カターリの残影
2 失われた真実のスフィンクス

//呪文 22
4 思案
4 砕土
2 ジェイス・ベレレン
3 圧倒する波
3 審判の日
3 サディストの聖餐
3 圧倒する静寂

//エンチャント 4
4 カルニの心臓の探検

//アーティファクト 2
2 アラーラのオベリスク

サディストは、打つのがしんどいし、打てるまで生きているか解からないし、通っても場と手札にはヤバイのが残っているし、であんまりいいことなさそうに見えるけど、それでも『ライブラリーにクリーチャー不在のビート』『ライブラリーの勝ち手段のないコントロール』『ライブラリーにキーカード0枚のコンボデッキ』が残るので、ひたすら耐え凌ぐのが得意なら面白いかも。
 そんな人いないか。


 ところであんまり関係ないけど、《テレミンの演技》ってノンクリーチャーデッキが流行すればサイドボードぐらいにはいれてあげてもイイんでない?
前々から作りたくて作りたくて作りたくて作りたくて仕方がなかった《空位の王座の印章》デッキです。
まだまだかなりテキトーです。

○天使の軍団 (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
3 海辺の城塞
3 広漠なる変幻地
7 森
6 平地
5 島


//クリーチャー 2
2 否定の壁

//呪文 10
4 砕土
4 審判の日
2 蔵の開放

//エンチャント 26
2 陽の泉の探検
2 光輝王の昇天
4 カルニの心臓の探検
4 アイオーの廃墟の探検
4 忘却の輪
4 献身的な嘆願
2 精神の制御
4 空位の王座の印章

//アーティファクト 0



《大渦の脈動》や《光の大嵐》は勘弁して下さい。
《フェリダーの君主》をなんとか使えないかと思って考えたライフゲインデッキです。

○上陸ライフ (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
2 海辺の城塞
2 秘儀の聖域
3 広漠なる変幻地
6 森
4 平地
3 島
3 沼
1 山

//クリーチャー 8
4 放牧の林鹿
2 悪斬の天使
2 フェリダーの君主

//呪文 16
4 思案
2 流刑への道
4 天使歌
4 砕土
2 審判の日

//エンチャント 10
4 陽の泉の探検
4 カルニの心臓の探検
2 汚れた結合

//アーティファクト 2
2 アラーラのオベリスク


 《放牧の林鹿》を置いてから《砕土》《カルニの心臓の探検》で一気にライフを増やす計画です。
 隙あらば《汚れた結合》を使って相手のライフを削って行きます。《陽の泉の探検》が8点火力に変わります。

ゼンディカーの探検サイクルは、カウンターが溜まってしまえば除去に非常に強いので使いやすいと思います。

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