けものフレンズ
 5話目くらいの時から視聴し始めて今日に至る。毎週の放送を追ったアニメは久しぶりだ、『ニンジャスレイヤー・フロムアニメイシヨン』以来だろうか。

 ストレージのところでたまたま一番手前にあったMTG以外のカードを衝動買いしてトークンにしてしまうくらいは好きである。
 ――私の硬筆力ではこのスペースに「警戒」と入れられなかった・・・、無念。クリーチャーのところも生物になってるけどね。ブリマーズを無理やりデッキに入れるのたーのしー。

 しかし勿論、けものフレンズの何が面白いのかわからない、という方もいるであろうから私が良いと思ったことなどを適当に書いてみる。


○フレンズの「動物感」
 けものフレンズの一番すごいところだと思うのは、フレンズ達に「動物感」が有るところである。 そして、その方法として採ったのが『ズートピア』のように超予算CGを駆使して動物感を出すのではなく、新人声優に棒読み風の演技(!!) をしてもらう、という逆転の発想なのが面白い。
 1話の冒頭の「わーい、あははうふふ」は私自身も何度か そっ閉じ して、耐性ができてから前に進まねばならなかったが、ここでサーバルの動物感に慣れておくとその後がとても楽に観れる。

○固有名詞が少ない
 アニメやライトノベル等のフィクションにいっぱいありがちな 人物の名前・国や土地の名前・その他専門用語 が非常に少ない。 「ジャパリパーク(舞台)」、「セルリアン(敵)」、「サンドスター(謎の現象)」、この3つ以外に意味が解からない単語は基本的に出てこない。そして、主人公の「かばん」の旅の目的が、「自分が何者であるか」と共にこの3つが一体何なのかを探ることなので一週目の視聴でもとても解かり易い。

○ほんわかふわふわの隙間に感じる怖さ
 基本的に女の子がどったんばったんしている光景が続くのだが、それ以外のところに世界の荒廃というか終末を感じる。これ自体が良いというわけではないのだけれど、まどかマギカの時の様にみんなで勝手に想像しあって考察するのが楽しいというのは確実にある。 あそこまで露骨に嫌な話にはならないとは思うけど、案内看板がボロボロに錆びていたり、何故かパークのバスが分離されて放置あれていたりと考えさせられる。
 私が一番びっくりしたのは「サーバルがボスの運転するバスに轢かれた事」である。パークのガイドとしてヒトの安全を守るよう作られているであろうロボットに、フレンズのサーバルは何の容赦もなく轢かれたのである。ギャグみたいなシーンで、別に怪我をしたりしたわけではないが、フレンズとヒトとの越えられない壁を見た気がした。

○アイサツは大事
 最初『ニンジャスレイヤー』をなんとなく出したけど、けものフレンズも割りと通じるモノが有る気がする。その1つとして「初見の相手に対してアイサツする」がある。最初に名を名乗ってくれると視聴者としてはやはりありがたい。

○そして「狩りごっこ」
 相手に対してアイサツをしない場合、というのは即ち「狩りごっこ」の開始を意味する。捕食する側とされる側になって、相手を捕まえるか逃げ切るかするまでやるのであろう。
 明確な「狩りごっこ」は1話でしか観ることが出来ないが、7話においてサーバルが後ろから後頭部を蹴り飛ばされるシーンが有る。悲鳴を上げながらゴロゴロ転がるくらいの痛みと衝撃だったのだろうが、蹴り飛ばした方は「後ろから音もなく攻撃するくらい朝飯前」
と謝罪するでもなく寧ろ誇らしげ。起き上がったサーバルも「すごいね、気づかなかった」と相手を誉める。
 ここのシーンもめっちゃ好きで、「不意打ちはするのが当たり前」であって喰らう方が悪いという野生の掟の表現に感動した。卑怯という概念がないのであろう。

○ヒトにも得意なこといーっぱい
 鳥人間コンテストとか熊になりたい空手家とか、動物の能力に憧れることは多いがヒトにも優れたところは有るよと元気な気持ちになる。特に、「持久力すごいねー」と最初に言ってくれるのはかなり好印象。


●ニコニコ動画での盛り上がり
 コレは偏見だけど、けものフレンズの隆盛と切り離せないのがニコニコ動画。ニコ動好きな人は「MMDで省スペックのCGアニメ」を見慣れてて、「クッキー界隈で棒読み風の演技に耐性」を持ってる人が多かったから流行ったんじゃないかなー?



 まーとにかくオススメなのだが、今日の最終回を迎えちゃうと流石に背景世界の考察とかは勢いが落ちるとは思うので出来れば今日までにどったんばったん大騒ぎして考察とか楽しんで欲しかったかなー。


 あと、けものフレンズ考察班にオススメなのは『Portal』(ゲーム)と、『ニンジャスレイヤー・フロムアニメイシヨン』ですね。
ライトノベル『AURA 魔竜院光牙最後の闘い』がアニメ映画化!
 http://temple-knights.com/archives/2011/12/aura-movie-2012.html

 ――らしいです。 が、原作組の私がオススメするのはやはりライトノベル。是非とも活字で読んでもらいたい。

 というのもこの作品が揺さぶってくるのは読者の、作品自体に対する『現実度レベル』

 例えば夜の校舎に忍び込んでそこで魔法使いの格好をした女の子がナントカ~! って呪文を唱えているとします。すると読者は無意識下で「うむ、ここは手から炎が出たりする
(女の子が電磁波で金属片をかっ飛ばしたりできる)世界なのだな」とその作品を楽しむ上でのセカイの現実度レべルを設定します。しかし、この『AURA』は読んでいく過程でこの現実度レベルをあっちやこっちに振られまくります。

 たぶん、あまりライトノベルを読まない人がコレを読むとただの(といっては失礼かもしれませんが)中二ストーリーにしか感じられないハズです。しかし、ラノベ読みとしての経験値が高ければ高い人ほど自分の中の設定をガクガクにされてより高度な中二感を味わえると思いますので、映画を見て結末を知ってしまう前に出来れば原作を堪能してみたください。

伝説、終了
伝説、終了
 『嵐の伝説』が終わった。

 別冊少年マガジンで一番好きなマンガだったのにその最期はどう見てもU・CHI・KI・RIである。 ああ~、面白いと思っているマンガがまた一つ消えてしまった。

 ダメ人間達がそれぞれ英雄になるという崩壊後の未来と、その才能が全く役に立たない現代を交互に描くことで生じるギャップを魅せるギャグマンガなのだが、笑い・ストーリー・人の生き死さえ淡々としていてその作風と雰囲気が稀有な作品だった。

 しかも劇中での映画や漫画という形でキャラクター達のifストーリーを頻繁にねじ込んでくるのでどの話が本当にあった話でどれがそうでないのかがかなりあいまいになる、しかし私はコレが結構CLANNADの終盤を見ているようで好きだった。これの続きがもう読めないのかとおもうと、やっぱり悲しい・・・。


 ――う~ん、それにしても別マガはギャグマンガの《終止》っぷりが容赦ないな。『嵐の伝説』といい『恋忍』といい。時代的にはもっとゆるい『じょしらく』や『ぷあぷあ?』を押したいのかも知れんけど、地力と熱量のある作品を一番勢いのあるところで切ってしまうのはどうなんだ。いいのか? 俺は許せん。 『ポチ』も好きだったのに、どうぶつの国や超人学園がそこまで面白いとは思わん。
 何故かだか突然無性に見たくなってTV版をすべて見返してしまった。このアニメを見るのは高校生のときリアルタイムで1回、大学に入ってからBS放送で1回、そして今回が3回目である。

 う~ん、しかし何回見ても面白い。気に入らない部分もいくつか無いことはないが、それらを押してでも見てしまう面白さがコレにはある。

 特に、巨大ロボットが動きまくるのがホント良い。元々の開発コンプセントが「ゲッターロボでは不可能だった無理の無い完全変形・完全合体」なだけあって設定に細かい私は大満足。そして、これほどまでに敵のロボと接近格闘してくれるアニメがかつてあっただろうか。少なくとも私は知らない。蹴り・拳・或いは剣で相手と火花を散らす様はめちゃカッコイイ。 アクエリオンに比べれば、個人的に期待はずれだった『マクロスF』などジャンピング土下座もいいとこである。

 いやー、あのテーマソングとか懐かしいなぁ。最初に見たときは1~2話のOPが無かったもんだからコレがかかる後半のシーンをひたすら見てたりしてたもんだ。
早すぎたヒーロー
早すぎたヒーロー
 その名は『ラジヲマン』! 右の画像でおなじみだ。18年も前にこんなヒーローを世に出していたとは驚きです先生。しかも今年の3月に発売予定だったのに "なぜか" 現在発売延期になっている所も素敵過ぎます!

 『まんがサイエンス』で私の人生を理系に決定してくれた先生には未だに頭が上がりません。


『ラジヲマン』 第一話 原子力の男
  http://www.nicovideo.jp/watch/sm3444150

『ラジヲマン』 番外編
  http://www.nicovideo.jp/watch/sm3517691

 こんな時にかも知れませんが、ふと考えたこと。以下にネタバレを含みます。

 セリフ自体はうろ覚えですが、前の話で「ミクロに見れば個人の死は悲しいかも知れないけど、マクロに見れば人類の為になっているはずだよ」「後になってダメになった宇宙を貰っても人類も困るだろう」云々。と主人公らを組み込んだ魔法少女システムで地球(を含めた宇宙)を安定させているようなことを説明していたQB。

 しかし、翻って10話では。「最強最悪の魔女になったまどかは一週間ほどで世界を滅ぼすだろね」「僕はもう十分にエネルギーを回収できたからいいけどさ」と人類の生活圏を宇宙に広げようとかそういう気一切無し。

「ここから後は人類の問題だけどね」というセリフから一応積極的に人類を滅ぼすつもりでは無いようですが、割と絶望的。

 今までの段階ではQBの存在や魔法少女システムは『ぼく○の』みたいに 良いとか悪いとかではなくてそういうコトなの! という避けられない自然現象みたいなもので、少数の魔法少女と魔女を常に戦わせることで人類全体の未来を安定させるモノなのかと思っていました。そういう意味では事実を伝えるしかない憎まれ役のQBも嫌いではなかったのですが、最終的には人類のタメになる というところからして虚偽の発言で全ての根源はQBとかだったとするならQBヒドイとかそういう以前に作品自体に首を捻ることになりそうで今のところワケが解からないです。


 まぁそんなこんなでとにかくここからどう決着をつけてくれるのか、続きが気になります。
[マギカ] その武器は一体どこから?
[マギカ] その武器は一体どこから?
[マギカ] その武器は一体どこから?
 今期のアニメで現在視聴しているのは『魔法少女まどか★マギカ』と『これはゾンビですか?』の2本である。

 まぁともあれゾンビの話は置いておいて今日はマギカの話だ。私はマミ先輩が動いているのを見るのが楽しい。

 見ていて何が楽しいのかというとそのアクションである。少女がどこからか巨大な武器を出しまくって戦闘するという絵図らが私はかなり好きだ。何故か知らない。 具体的にはメジャー所で『化物語』の戦場ヶ原ひたぎ、"ど"がつくマイナー所では『BUNNY HIGH!』の紫煙のバニーなんかが居る。

 しかし、なかなかアニメではあんまりそういうキャラが動くシーンには巡り会わなかったのだが、マギカの彼女は本当に凄い。 マスケット銃を複数本展開して投げ捨てながら撃ちまくるそのスタイルは本当にカッコ良くて痺れてしまう。特に3話目での雑魚を一蹴するアクションは最高だ。

 ・・・でもやっぱりビームとか爆発とかに比べて大変だから、さ。 先輩が動きすぎると作画とか、ね。

 はぁ・・・・・・、悲しい。




~追記~
 3枚目は正確には『BUNNY HIGH!』ではなくて『Bunny’s High!』の画像なんだけどまぁ誰もわからないだろうしいいかな。しかも紫煙のバニーじゃなくて黒髪のバニーだし!
 マンガは昔からかなり読むほうだった。なのでせっかくだから面白いと思った15冊を便乗して紹介させて頂く。 割とマイナー志向なのですが、マイナーが故にどれも非常に面白いです。上の5冊がまだ連載中で、それより下は完結しています。

 ラブやん
 ミカるんX
 日常
 来世で会いましょう
 裁断分離のクライムエッジ

 ぼくらの
 吠えろペン
 惑星のさみだれ
 水惑星年代記
 全日本妹選手権
 無頼伝 涯
 極めてかもしだ
 ロリコンフェニックス
 ディスコミュニケーション
 宇宙賃貸サルガッ荘


以下、主だったところの紹介。

無頼伝 涯
 「オレは・・・、オレに依って立っている・・・・・・!」
 窮屈な思いをしているボンクラ学生だった私に与えた影響は大きい。今もとにかく一人で暮らしたい。

極めてかもしだ
「好きとか嫌いとかそんなんじゃないからねっっ!!」
 最強最古のツンデレ(当社調べ)にひたすら付きまとう同級生のダメ学生のお話。どこかしら劇画の雰囲気が残ったこの人のマンガは、読んだダメ人間を駆り立てる。同じ作者の『堀田2』の後半の話よりエ○いマンガを私はついに読んだことがない。

ロリコンフェニックス
 世に出るのが何年か年遅かったらちょっとヤバかったかも知れないマンガ、条例的に。腹を抱えて笑った傑作である。ロシアで売り上げ4位になったったことも有るらしい(ちなみに上位は1位ナルト、2位デスノート、3位ブリーチ)。

ディスコミュニケーション
「この刀であなたを殺すのと引き換えにするとしたら。それでもあの男を助けたいですか?」  「・・・いいわ」
 シリアスな第1部もコメディ風味の第2部も目茶苦茶好きである。特に後者では女装少年に彼氏が出来たりするなど時代の10年先をつっ走っていた。

とりあえずココまででで。時間があれば追加します。

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