色々判ってきているけれど、取り敢えず気になったのを3つほど。


Call to Mind  青2  アンコモン
 墓地のインスタントかソーサリーを手札に戻す。

 このカードが収録されると言うことは《時間のねじれ》は確実に落ちたと言えるでしょう。《双つ術》なんかと組み合わせると幾らでも使いまわせますからね。3ヶ月限定の無限コンボを楽しめ、ってことでしょうか。

Autumn’s Veil  緑  アンコモン
 コントロールする呪文は青と黒の呪文に打ち消されない。コントロールするクリーチャーは青と黒の呪文の対象にならない。

 緑のデッキのナイス過ぎるサイド。これから大いに使われるだろう。 しかしそんな事よりも黒単色のカウンターが《打ち砕く希望》以外にもこれから出てくるのかが気になる。そして《沈黙》落ちのフラグ。

Destructive Force  赤赤5 レア
各プレーヤーは土地を5つ生け贄にする。各クリーチャーに5ダメージ。

 《燎原の火》の調節版。『5点ダメージ』の辺りに例の天使の値段をこれ以上高騰させまい、という明確な意思を感じる。逆に緑のタイタンが高くなりそうで嫌なものを感じるけれど……。 もしも燎原の火が再録されてたならば、天使と組ませて『エンゼルファイア』とかそんなデッキが生まれていたのだろうか。
New Leviathan  (5)(青)(青)(青) レア
 島渡り
 全ての土地はそれの他のタイプに加えて島である
 飛行か島渡りを持っていないクリーチャーは攻撃できない。

 か、かっこい良い……。絵柄もそうだけど能力もCOOL過ぎる。これは是非ともフィニッシャーにしてみたい。
ニッセンTop8
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/jpnat10/top8decks


なんてシンプル、なんて強力! 一点に特化したデッキは本当に綺麗だ。

そして友人がよく言っていたセリフを思い出す。
「赤単はね、強いんだぜ。 なにせ20しかないライフを直接削れるんだからな……」
 各色にある共通の関連性や対称性を持ったカードをひっくるめて『サイクル』という。古くは《稲妻》《巨大化》等の5ブーンカードとして始まり、最近の所ではアラーラの『圧倒する~~』サイクルやゼンディカーの『~の探検』サイクルなどがある。

 ところがこのサイクルカード、全色にそれぞれあるからといってそのドレもが同じように優秀だとは限らない。というか、明らかに性能差が出てしまうのだ、悲しいことに。 シールド戦でも微妙な能力になるカードも有れば、メタの一角を形成するカードも出てくる。《サイカトグ》や《砂の殉教者》、《ステップのオオヤマネコ》なんかはかなりの勝ち組だと言えるだろう。

 そして10版までの基本セットはその全てが過去からの再録、という原則上それらのサイクルを丸々再録するか、それらの一部を収録してきた。しかし、コアセットに移行してから新しくカードを作れるようになったため今回のような過去のサイクルを作り直すことも可能となった。

 これは非常に意味のある変化だと思う。事実、ギルドパクトがスタンにあったときにも今回再録される《虚空の力線》以外のカードがそれほど活躍したとはあまり聞いていない。それに対してM11で新しく作られる力線サイクルのカードはどれも中々面白そうである。

 過去のカードにこだわり過ぎることなく、皆が使いたくなるカードを基本セットにも再録、或いは新しく作って欲しいものである。


 あ、でもデッキに4枚積み必須の神話レアはちょっと勘弁して欲しいかな。《時間のねじれ》は好きだけど。
 
 レガシーで《厳かなモノリス》が使えるようになったとき、同時に値段が上がったと聞いたのがこのカードだった。目先の鋭い一部の人々をペテンに掛けるかの如き再録。
 やってくれるぜ!

寺院の鐘【M11】

2010年7月1日 MTG
Temple Bell  (3)
(T):each player draw a card .

 おそらくM11で《吠えたける鉱山》の代わりに収録されるカード。1マナ重いのと《真髄の針》で止まるのがデメリットだが、たとえ返しのターンに破壊されても一応自分も1枚引ける様にはなっている。

 が、しかしそんなことよりも色々と悪用できそうなデザインになっていて、かなりステキだと思う。一時話題になった《訓練場》+《カルニの宝石》+《金線の賢者》で無限ドローが可能。相手よりも1枚でもライブラリーの枚数が多ければライブラリーアウトで瞬殺出来る――。


 アレ、ってことは《訓練場》+《カルニの宝石》+《金線の賢者》+《Temple Bell》が揃った時点で《ウラモグの種夫》が必ず手札にきてエルドラージ無双 が確定するってことなのか?
 ちょっと面白くなってきたかもしれない。
いいかッ! オレが怒ってんのはな、てめーの「心の弱さ」なんだ!
そりゃあたしかに「値段」がいきなりぶっ飛んだんだ、衝撃を受けるのは当然だ!
オレだってヤバイと思う!

だが! オレたちのチームの他のヤツならッ! あともうちょっとでメタに
食らいつけるって「デッキ」を決して崩したりはしねえッ!


オメーは「カジュアルプレーヤー」なんだよ! びびったんだ……
甘ったれてんだ!

「デッキに入れる」と心の中で思ったならッ! そのときスデに購入は終わっているんだ!
 すぐ前の大会で、3回戦の内2勝したのでパックが2つ貰えることになった。私が今まで出た大会では景品パックは全て、その時々の最新のエキスパンションのモノだった。 が、しかし、そこのお店は一味違った。なんと、どこのパックでも好きにもらえるというのである! これは粋な計らいである。それだけのことでなんかもうかなり得をした気分になる。
 同じく2勝の知人とどのパックを取るか話し合ったりした後、私はWWKとROEを1つずつ貰う。まずWWKからは《神秘の石鍛冶》。2枚目のでこれでデッキが組めそうだ。 そしてROEからは《引き裂かれし永劫、エムラクール》! ……ちょっとだけ他の神話ならなぁ~~、と思ったが神話に好かれて悪い気はしない。君で5枚目だけどね。


 そして隣でWWKを2パックあけた知人プレーヤーT。 ――ジェイス。
べ、別に。新旧ジェイスが2枚ずつで4枚って言うバランスが1番良いと私信じていますもの。
つД`)

大会参加結果

2010年6月27日 MTG
 普段MTGの大会をやっていないと思っていたお店で久しぶりに大会が開かれるらしいことを知ったので青緑ターボを調節して参加。結果3回戦を2-1で一応勝ち越し。

1戦目 エスパーコントロール ○-○
 1:加速成立でエムラクールキャスト。次のターンに殴って《時間のねじれ》で終了
 2:先手1t《強迫》で《神話の水盤》を落とされるも《思案》はえらかった。すぐさま《吠えたける鉱山》を置いてあとは同じ。

2戦目 緑単 ×-○-×
 1:オーバーランで踏み殺される
 2:サイド入れ替えで3t変身。
 3:土地が止まりもたついた所を圧殺。残念

3戦目 青白ビート ○-○
 ビギナーの方だったらしく時間をかけて瞬殺するハメに。こんなデッキでちょっと申し訳なかった。





 青を好むカジュアルプレーヤーだった私のデッキには《対抗呪文》が大体においていつも4枚積まれていた。そんな私だが時代が合わなかったせいか《マナ漏出》は実際に使ったことが1度もない。

 世の中の青色使いがスタンダードに求めてやまなかったカウンターだ。今回の再録で喜ぶ人も多いだろう。しかし正直私は今のカウンターのバランスがわりと気に入っているので汎用カウンターが帰ってくるのは余り手放しに歓迎できない。メタに付け入る "隙" が減ってしまいそうでむしろちょっと残念だ。
 M11のカードの日本語版もそろそろあがって来ているようで、楽しみに見ています。

 今回は新規収録の1マナドロー、《定業》について言葉の意味を調べて書いておられた方がおり、気になったので引用させてもらいました。

定業

仏語。
1 前世から定まっている善悪の業報(ごうほう)。決定業(けつじょうごう)。
2 念仏四業の一。座禅によって精神を集中し、仏を観ずること。



 通常の場合、自分がライブラリーから引くカードは完全にランダムです。 なので「私が次にそのカードを引くと言うこともまた前世からの決まりごとである」なんて考えも、そうでないことは中々証明できないのでアリだと言われればアリかも知れません。

 そして、そう考えるならば『占術X』とはまさに己の運命に干渉する行為にほかなりません。未来を改変する、と言うと言い過ぎかも知れませんが何とかして勝負を良い方向に持っていこうという感じがいかにも青のコモンカードらしくてカッコイイです。なので再録の《予感》ともども今から期待おります。
 今日は月に1回の地方大会に参加。しかしまぁ結果は、タイトルでわかるように散々だった。『時の篩』デッキで参加して6回戦 1勝5敗。 デッキ的に、負けるときは一方的にボコられる構成なタメ、今日1日でかなり精神的に消耗した。負け戦は本当に辛い。

 《蔵の開放》が落ちると聞いて大会での使用に踏み切ったが、ちょっと嫌いになってしまいそうだ。デッキが弱いと言うことはないだろうから、プレイングがマズイに決まっている。すまん、時の篩。
 前の記事で紹介したハウリングバーン、メインに《地震》を入れたりしながら回してみた。

 確かに、はまったときの罠の火力はすごい。14点とか入るし。 《復讐のアジャニ》に土地を吹き飛ばされても粘りに粘ってライブラリーアウトで勝ったりしたこともあった。

 しかし、ど~にも《吠えたける鉱山》や《ジェイス・ベレレン》が引けないときのトロさが絶望的で、そのうんざり感が決まったときの爽快感より遥かに目に付いていただけない。

 やっぱり私は《変身》か《時の篩》デッキのほうが勝ち手段を自力で引き寄せる感じがあって好きだ。


 そしてM11に《悪斬の天使》再録との情報。 まぁ2枚持ってるし、パックで引けたらラッキーかな。最近は『エムラクール』と『イオナ』しかクリーチャー使ってないから割と感覚が麻痺していて悪斬の天使が強いと言うのがもう良く分からない。

 《蔵の開放》が落ちるのはちょっと残念。効果が派手なので好きだった。《カビのマムシ》は自分が青か黒の呪文を唱えるとカウンターが乗るのだと思い込んで発売直後に4枚集めたのはいい思い出。
 現在のスタンダードでは『青白(t赤)』と『ジャンド』が使用率・強さにおいて大体並んでメタのトップにある。それを追う形で『バント』。ちょっと離れて『赤(t黒)』、『ナヤ』、『緑単』。といったデッキの分布の具合であろう。

 怒涛のビートと鉄壁のコントロ-ルに2極化した現在のデッキ構成だが、そのどちらにも当たらないデッキも歴然と存在する。
 そういうデッキ、そしてそれを使用するプレーヤーの事。 人、それを地雷と言う。

 地雷デッキの本質を一言でいうなら『徹底的に相手の土俵で戦わないこと』に尽きる。相手に強力なクリーチャーが居るのならば何故好き好んで殴りあわねばならぬのか? 俺はもっと別の方法で勝つぜ! とかそんなことを考える人が使うのに向いている。例えば私とか。

 そんな中、現在のスタンダードでまかり通っている地雷デッキは何かというと、まず『青緑変身』。このデッキは《エメリアの盾、イオナ》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》を《変身》により直接場に出せる。"最速3ターン"、"ライブラリートップいじり放題"と言う私の愛するこのデッキは青白コントロールに抜群に強い。青白相手にはもうしばらくは負け無しであろう。

 次に『時の篩+蔵の開放』。はまれば5~7ターン以降1度も相手にターンを渡さないことも可能なので「ずっと俺のターン!」とか1度でも口ずさんだことがある人は使用してみると面白いだろう。メインにカウンターが入っていないデッキや中速ビートに強い。

 そして最後。このデッキは上の2つと比べてかなりマイナーで、地雷度合いも高いデッキである。その名も、『ハウリングバーン』
 Matt Raderのハウリングバーン
クリーチャー:0枚
スペル:36枚
3 送還
4 呪文貫き
2 乱動への突入
3 双つ術
3 ジェイス・ベレレン
4 時間のねじれ
4 稲妻
1 噴出の稲妻
4 ルーン炎の罠
4 吠えたける鉱山
4 神話の水盤
土地:24枚
4 沸騰する小湖
11 島
9 山

サイドボード
4 否認
1 双つ術
1 乱動への突入
4 永久凍土の罠
2 鞭打ちの罠
3 噴出の稲妻

  要するに鉱山その他でドローを加速して、《ルーン炎の罠》で大ダメージを本体にぶち込むデッキである。手札の枚数のダメージなんてたいしたこと無いと嘗めてかかると酸欠の金魚みたいに口をパクパクさせる羽目になる。MWS上でその存在は知っていたが、まさか形にして結果を残している人が居たとは思わなかった。中々すごい人である。 このデッキも当然ながら手札を溜め込む青白に強い。逆に赤単にはちょっと苦戦するかも知れない。


 ……以上が、私の考える現時点でのスタンダードにおける地雷デッキである。どのデッキも青白コンに強い構成なので、これから更に青白が増えるならこれらのデッキもメタの中核に躍り出ることになるやも知れない。それまでもうしばらく、私はこれらのデッキで青白に当たって細く微笑みながら、メタの海を泳いでいこうと思う。
 青緑変身の《広がりゆく海》を1枚《テレパシー》に換えてもいいような気がしてきた。最近青白多いしね……。
 今日はファイナルズの予選に参加。使用デッキは『青緑変身』。前回と違う所はサイドの《巨森の蔦》を《呪文貫き》に、《引き裂かれし永劫、エムラクール》を《大祖始》に変更したくらい。後《真髄の針》。 《狡猾な火花魔道士》+《バジリスクの首輪》は新ジェイス以上に詰んでいることが判明したので苦し紛れに対策してみた。

 大会開始前に顔見知りの人から《ギデオン・ジュラ》を貸して欲しいと頼まれる。別に使うわけではないのでレンタルに出す。そして本戦が始まった。


1戦目 青白 ×-○-○
 1:新ジェイスを先におかれて守られる。変身しても意味がないので投了。
 2:相手の新ジェイスを残した1マナでどや貫き。そして舞い降りるイオナ。白を指定で勝ち。
 3:変身→流刑→否認、成功。悪斬をバウンスしてエムラクールで殴って勝利。

2戦目 白緑黒 ×-○-○
 1:変身を2回、流刑でかわされる。そのうちに聖遺と悪斬で撲殺される。
 2:大量のマナクリーチャーを展開されるも飛行クリーチャーを打ち消して残りを落とし子とビーストトークンで延々ブロックし続け並べた土地でエムラクールキャスト。滅殺は強かった。
 3:1tカルニの庭から4t変身。平地が立っていたが流刑は飛んでこなかった。イオナで白を指定。してgg。

3戦目 青白赤 ○-×-○ (ギデオン貸した方)
 1:エムラクールが出て勝利。
 2:ジェイスを先に置かれると苦しい。そのまま敗北。
 3:否認を構えて変身。そして飛んでくる流刑。やった、第3戦完!

4戦目 白青黒 ×-○-×
 1:ジェイスを先に置かれて飛んでくる《無知の処罰》。そんな呪文が打たれるようでは当然勝てない。
 2:貫きがハマって変身成功。そして滅殺。
 3:サイドインした《器用な決闘者》と《潮の虚ろの漕ぎ手》にボコボコに殴られる。変身するもライフは既に2。勝てなかった。

5戦目 緑単 ○-×-×
 1:踏み荒らしよりも変身の方が1t早かった。エムラクールぱんち。
 2:変身が引けずに撲殺死体へ。
 3:踏み荒らしを濃霧で再三かわすも変身間に合わず。ライフは0。



 3連勝したとき、これはひょっとして最後まで行けるのではないのか!? と思ったがそんなワケなかった。(こんなんバッカシ) 結局8位止まりで賞品には指がかすっただけだった。

 今回の反省は、緑単には絶対に相性が良い筈であるのに負けたこと。デッキの相性がよかったと言うことは、つまるところ私のプレイングが拙かったのである。思い当たる節もある。《ハリマーの深み》はあまり過信しないようにしなければ。

 それにしても、噂には聞いていたが女子中学生のプレーヤーが現実に居るとは驚いた。始めて間もないそうだが長く楽しんで欲しいものである。

 今現在、スタンダード環境において私がメインで使用しているデッキは『青緑変身』と『時の篩』デッキである。

 この2つのデッキ、使われる相手はちょっとゲンナリするかも知れないが、何故だか私の心をガッチリ捉えて放さないのである。

 何故私がこの2つのデッキが好きなのかを分析してみるに、ライブラリーに無駄なカードは1枚たりとも入れていない と言う私の考える大前提がある。宮本武蔵も「2本の刀を差しているのに1本しか使わずに死ぬのはいかがなものか」 と言っていた様に、デッキの本来の力を使わずして負けるのが私は悔しい。
 勿論あいてのデッキに依っては初戦に腐るカードも出るだろうがそれは相手の作戦勝ちであって、無駄なカードがライブラリーに入っているというわけではないだろう。

 ひるがえって前の2つのデッキを見るに、かなり私の好みのデッキ構成になっている。時の篩デッキは無限ターンに持っていった結果自分のライブラリーが残り数枚になっている事はザラだ。変身デッキの方は最速で《変身》を完了するのが目的なのでライブラリーを全て使い切るという事態は起こりにくいがライブラリー操作と軽量ドローにより全力で《変身》へとアクセスする。
 この、 デッキを掘り下げて行くというプレイングが私は何より楽しい。序盤にボコボコに殴られながらちまちまと爆弾を完成させていくのが良いのである。


 ビートダウンよりもコントロ-ルが好き、という私の性分はおそらくこの辺を原点にして出来ている。「クリーチャーで殴りあうのが好きだ」という比較的多数派の対戦相手の皆様には多少申し訳ないが、私を取り巻く環境が変わるまでのもう少しの間コンボデッキに付き合っていただきましょう。
 初めに言っておくがジャンドは強い。生半可なデッキでは、まずその圧倒的なカードパワーの前に粉砕されるのが実情だ。

 しかし振り返って見るに、ジャンドデッキは大会では何故か優勝できない 、のが現状だと思うのだが如何だろうか。勿論、一定以上の成績は収めているだろうといわれればそのとおりなのだが。


で、この仮定と現環境を見るにまずこのページを読んで頂きたい。
 MTG-wiki 『スイスドロー』
   http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC

 私がwiki で一番好きな記事である。最初に見たときは『MoMa』『ヘイトレッド』『赤単』のくだりでかなり笑わせてもらった。
 これを読んで考えるに、今のスタンダードでも似たようなことが起こって折るのではないだろうか? 要するにジャンドに対して有利といわれているデッキは赤単と広がりゆく海デッキだが、これらはそれぞれ《コーの火歩き》やナヤカラーにかなり苦しい。青白タップアウトが増えてきている中でそんなの使うなよ、と人は言うかも知れないがジャンドを倒すためだけに赤単を使う人の存在を私は知っているし、ジャンドデッキを困らせるタメだけに続唱海デッキを使った経験が私自身もある。
 構築戦で何度も何度も同じ様奈デッキに負けると他の全てを振り切って一泡吹かせてやりたくなるのだ。

 こういった捨て身の輩が居る限り、大きくメタの動くその時まで勝ち越すことは出来てもジャンドで全勝はできない、と私は考える。



 まぁ、それでも最近では青白が増えているようではあるが、果たして……。
 今まで私はマナコストを踏み倒す手段として 召喚の罠 > 変身 だと思っていたが、地元の大会の結果を見て今では断然《変身》の方が強いと思っている。

 その理由が何かと聞かれれば、やはりそれは”速さ”だと考えられる。特に青緑のデッキの場合、最速ならば
  1t カルニの庭
  2t 不屈の自然
  3t 変身
でエムラクールまたはイオナを場に出すことが出来る。3t目にこのどちかが場に出たならば、対応できるカードはほとんどない。ほぼ即死コンボでありながらそれでいて成功率が結構高い。その他の小型クリーチャーを入れられないという構造上の問題は有るものの、決まれば確実に場に出せるのもコンボデッキとして優秀である。

 その点、《召喚の罠》は妨害されにくいけれども空撃ちが少なくないのでなかなかに悔しい。


 実際に組むに当たってもだいたいパーツは揃っているんですけどね、《精神を刻むもの、ジェイス》以外は。
 プロツアーの予選だか何だかの大きな大会の予選が各地で開かれているようで、私の地元でもありました。結果を聞いたところなんと決勝戦は『青緑変身』vs『時の篩無限ターン』!

 どんだけ皆コンボデッキ好きなんだよ! と思って何だかワケもなく楽しくなってしまった。

 ROEで更にジャンドが強力になろうと、それでも新たにデッキを組み上げて立ち向かう人達がいる。私も、その内の1人になりたいです。



○詳しいデッキの中身などはコチラ様。
  http://29720.diarynote.jp/201005030110371036/

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