『青白《電招の塔》コントロール』でゲームデー初優勝。
 ゲームデーの景品のプレイマットを初めて手に入れてちょっと感動した。この「CHAMPION」と書かれたプレイマットだけは他人のお下がりを使いたくなかったからだ、絶対に。

 個人的にプレイマットはBMOのような、右が別枠に仕切ってあって風景画が描いてあるモノが好みではあるが、イザ自力で手に入るとこのアジャニのプレイマットもかっちょよく見えてくる。今度つかってみよう、ウィヒヒ。




 ――しかしスタンの大会に出るのも少し久しぶりである。霊気紛争発売前までは『赤青幻視バーン』・『青単潮からの蘇生』などで負けまくり、最終的に『青白フラッシュ』に到達した。そして青白フラッシュを使い倒そうと決意して《密輸人の回転翼機》を奮発したのが12月のことだったのだが、1月に禁止なってしまった。

 スタン落ちするまで使い倒そうとしていたデッキから8枚使えなくなってしまい解体を余儀なくされてスタン熱がどん底。しかし《ヤヘンニの技巧》のプロモが欲しくなって自分でデッキを1から考えてみた。

 元々コントロールが好きなので、できたデッキは『青白《電招の塔》コントロール』。
《戦利品の魔道士》で《電招の塔》を探して《燻蒸》でリセットしながらコントロールして《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》で主に勝つデッキであった。『マルドゥ機体』や『黒緑昂揚』をメタってメインに《断片化》や全除去多めの構成。

 しかしゲームデー初日の土曜にボッコボコに負ける。メタっていた『マルドゥ機体』系のビートは思ったより少なく、『青黒コントロール』・『逆説霊気貯蔵器』・『霊気池ガチャ』といったデッキにメインのカードが腐りまくって結果は散々であった。『黒緑カウンター』にも結局負けてしまったし・・・。 2時間くらいで脳内メタを頼りに構築したデッキだったので当然のことだが大幅に見直した結果。以下の様に調整。

・メイン
《戦利品の魔道士》 3→1
 1枚さしてた《霊気圏の収集艇》に誰も乗れなかったし、サーチでアドを取れるがもっさりしすぎるので1枚だけに。

《罪人への急襲》 1→out
 地域メタ的に、コントロールやコンボなど皆好きなデッキを使うのでメインを対アグロに寄せるのは不要であった。代わりに汎用カウンターを多めに。

《棚卸し》 4→out
《予期》 2→4
 メタが多様な場合、ドローは量より質の方が強い場面が多かった。カウンターを増量した関係上インスタントの価値も上がった。

《停滞の罠》 2→1
《隔離の場》 0→1
 コントロールが思ったより多かったのでPWに直接さわれて後半強い方を採用。

・サイド
《革命的拒絶》 2→out
《否認》 0→2
 遅いデッキが多い、打ち消したいアーティファクトが多い、ということで不採用。3マナの確定カウンターや《否認》のほうが断然使いやすい。


 そんなこんなで2日目に持っていったデッキは以下。

○青白《電招の塔》コントロール (SOI~AER)
 //土地 25
1 ウェストヴェイルの修道院/Westvale Abbey
3 港町/Port Town
4 大草原の川/Prairie Stream
2 曲がりくねる川/Meandering River
8 平地
7 島
 //クリーチャー 7
2 歩行バリスタ/Walking Ballista
3 スレイベンの検査官/Thraben Inspector
1 戦利品の魔道士/Trophy Mage
1 奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk
 //呪文 19
2 断片化/Fragmentize
4 予期/Anticipate
2 鑽火の輝き/Immolating Glare
1 不許可/Disallow
1 虚空の粉砕/Void Shatter
1 金属の叱責/Metallic Rebuke
4 天才の片鱗/Glimmer of Genius
3 燻蒸/Fumigate
1 慮外な押収/Confiscation Coup
//PW 4
3 ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar
1 秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets
//その他 5
1 隔離の場/Quarantine Field
1 停滞の罠/Stasis Snare
3 電招の塔/Dynavolt Tower

・サイドボード
1 激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk
1 保護者、リンヴァーラ/Linvala, the Preserver
1 断片化/Fragmentize
1 儀礼的拒否/Ceremonious Rejection
2 否認/Negate
1 石の宣告/Declaration in Stone
1 疑惑の裏付け/Confirm Suspicions
2 罪人への急襲/Descend upon the Sinful
1 秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets
2 領事の権限/Authority of the Consuls
1 停滞の罠/Stasis Snare


 青系コントロールでありながら、《奔流の機械巨人》を1枚しか持っていないので代わりに《スレイベンの検査官》を入れる。『青白フラッシュ』には入らなかったタメ青巨人は1枚しか持ってないんだなコレガ・・・。 検査官は当初《霊気圏の収集艇》に乗せる予定だったが、それが抜けた後も 1t目の動きとして完璧・PWを守るチャンプ要員として優秀 ということで続投。今では一番好きな1マナのクリーチャーかも知れない。

《歩行バリスタ》は2枚持ってたのでなんとなく入れてみた枠。うざったい《光袖会の収集者》を処理したり、後半にラストの2~3点のライフを削るのにそこそこ役に立った。後半のマナの使い道にもなるし、サイドの《罪人への急襲》の昂揚もたまに達成する。しかし終盤意外はそこまで強いカードでもないので1枚でも良いかも。

《戦利品の魔道士》+《電招の塔》 がこのデッキの構築における根本だったのだが、やってみると余りにもさかったので魔道士は1枚になった。 あるマッチで《戦利品の魔道士》を唱えた際に 「何コレ? 《粗石の魔道士》の弱いヤツじゃんwww」 とdis られたがそいつはサーチして来た《電招の塔》でたっぷりと時間をかけて焼かれるハメになった。

《奔流の機械巨人》は1枚しか持ってないので1枚。しかし別にそれでも構わない。4枚欲しいカードが1枚しか無いなんて貧乏コントロール使いなら慣れたものである。

《断片化》は機体メタでメイン2枚入れたけど、案外腐ったから0~1枚でよいかも。

《不許可》・《虚空の粉砕》・《金属の叱責》はそれぞれ強みがあるので1枚づつ。そもそも1枚差しにするのが好き。

《慮外な押収》はエネルギー貯めとフィニッシャー強奪枠で試しに入れてみた。あんまり引けなかったので強かった感触は無いが、一回 8/8の緑巨人を奪って勝った。ほぼダメ押しだったけど。

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 基本的にコイツで勝つ。検査官やカウンターで守り、電招の塔でコントロールしてトドメはコイツである。強すぎ。使われると吐く。

《秘密の解明者、ジェイス》 コントロールが回りに増えたので、置けたときはかなり優勢。あらゆる手段を使って着地させる。

 デッキ全体としては、《予期》と《天才の片鱗》で不要牌をどんどん下に送れるのでデッキをシャッフルするカードを少なめにした。デッキの上の方にあるカードの予測がつきやすくなるので結構良い感じ。

 このデッキで 《黒単ゾンビ》・《緑白トークン》・《霊気池の驚異》・《ジェスカイ・サヒーリ》 を打ち破ってゲームデー初優勝である。やったぜ!



BGM [ Bob Dylan / 風に吹かれて ]
 折角なので2回でた。

○1回目
 領事の権限
 薫蒸
 夜更かし
 向こう見ずな実験
 獣性を築く者 (プロモ)
 模範操縦士、デバラ
 電招の塔

 緑白エネルギーウィニーtデバラ

1戦目 ○-×-○
2戦目 ○-○
3戦目 ○-×-○

 勝ったゲームは大体 3t《改革派の貨物車》からのオラオラパターン。3マナ以下の生物しか入ってなかったけど、エネルギーのやりくりで割りと大きく出来る。《忍び寄るカビ》で土地を割るのも強かった。新双雷弾の《チャンドラの螺旋炎》も2体焼けることが多い。

○2回目
 模範的な造り手
 激変の機械巨人
 領事の権限
 屑鉄場のたかり屋
 静電式打撃体
 耕作者の荷馬車 (プロモ)
 電招の塔

 レアが寄ってたので白黒。

1回戦 ○-○
2回戦 ○-×-○
3回戦 ×-○-○

 こんども低マナ粋の生物に寄せて構築。そしてやっぱり3t《改革派の貨物車》が絶対に強い。負けない。 《博覧会の警備員》もカンバールとか偉そうなヤツラを即監禁。《激変の機械巨人》は・・・、弱いとは言わないけど相手がアーティファクトをコントロールしてないことが無いので1体巻き込むのがせいぜいだったかな。4/5警戒は強いです。


 ――今日はかなり引きが嚙み合って2回とも 3-0 でした。嬉しい。

 がしかし、貰った景品パックも含めて 25パック ほど開けたことになるけど、でた神話レアは《激変の機械巨人》1枚のみ。

 さすがにここまでパックの中身が悪いとスタンやるのが嫌になって来るが・・・、はてさて。
 スタンFNMの後、スタン勢がコンスピをパックでちょろっと剥きたいという流れになったので折角だからドラフトしてみた。

 5人でドラフトして5人対戦。この縛りのゆるさはコンスピラシーの良い所だ。

1-1 《奪取》
 取り切りなのでレアから入って《宮殿の看守》など取りつつ青白を目指す

2-1 《パリアノの大悪魔》
 順位取りだったらスルーだったかもだけど折角だからピック。2・3・4手目がゴミに。これは想像以上にきつかった。青が来ないので黒を取って行く。しかしもう手遅れくさい。

3-1 《君主の領域》
 このカードのおかげで後は何でも取って良くなった。初期手札が減るので統治者になる系のカードを多めに取って行く。

 5人対戦で初統治者は私。パリアノの悪魔が出るがブロックをあけるのが怖くてなかなか殴りに行けない。その他の出てくるボムは基本的に《大逆》で即退場。
 《ダスクマントルの予見者》がついに維持されてライフが減る。土地が1枚しかないデッキなので焦る。
 飛行が強い。私が殴って2人退場させる。最後は予見者のめくれ次第で私の1人勝ちになる状況に持っていくが流石にそこまで運が持たなかった。優先度的に2位かな?
 めっちゃ久しぶりのドラフトも面白うございました。

 ちなみに一番のお土産はセルヴァラのfoilだった模様。欲しかったな~、俺もなー。
 『Magic Duels』に異界月が実装されたようなのでストーリー・モードを遊ぶ。

 このモードが背景ストーリーに浸れて割と好きなのだが「出規模の狂信者の倒れた姿を・・・」みたいな誤植がいきなり出てきてオイオイ。
 前回から少しあけてのFNM参加。

 しかしここで開始前にイベント発生。顔なじみの一人が「誰か余ってるデッキ貸してくれませんか~?」と言い始める。何でも、今のデッキはもう十分に堪能した様子。

 私としても持ち込んだデッキに対して思うところが有ったので、ここは思い切ってデッキを交換して参加することにした。

 渡したデッキは『4c儀式』だったので説明しようとしたが、「中身の説明は一切聞かずにヤル」という姿勢だったのでこっちも同じようにする。

 彼が貸してくれたデッキは『緑白トークン』であった。

1戦目 赤青ドラゴン ○-○
2戦目 赤青トークン ○-○
3戦目 赤緑ランプ ○-○

 結果 3-0。このデッキ強すぎでしょ。ニッサが忠誠度上げながらトークン出せるのは硬すぎ。マナ・カーブきっちだし、余ったマナで手札増やしたり瞬速で動いたりと完成度高すぐる。

 環境の変化が来週に迫ってて良かった。


 ――ちなみに渡した4c儀式は 2-1 だった模様。0-3とかじゃなくて心底ほっとした。
【異界月】 ネファリアのアカデミー
《ネファリアのアカデミー/Nephalia Academy》  土地 UC

 対戦相手1人のコントロールする呪文か能力によってあなたがカード捨てるなら、あなたはそのカードを他のいずれかの領域に置く代わりに、そのカードを公開してあなたのライブラリーの一番上に置いてもよい。
(T):あなたのマナ・プールに(無)を加える。

 ついにモダンでも手札のカードをライブラリーの上に戻せる手段が来たか! と思ってモダン使用の奇跡デッキや《戦隊の鷹》デッキを考えてたら、対戦相手からの時だけだったのでガックリ。

 モダンで奇跡を起こすにはまだ時間がかかりそうである。
 大体月末にある地方大会のサイドイベントでひたすら2人構築を回す。モダンはともかく公認イベントがなかなか無いのでレガシーに餓えている。

 今回持ち込んだレガシーのデッキは『青白t赤ミラクル』と『青黒リアニ』。以前は完全に独立していたデッキだったが今回は FoW 4枚のみ使いまわし。フォーマットごとにスリーブは統一してあるのでその辺は簡単。

ミラクル 対 無色エルドラージ ○-×-×
 round2 《虚空の杯》に苦しんで手遅れになって負け。
 round3 《漸増爆弾》を見ていたのに《天使への願い》でトークン並べたあと FoWをジェイスで探しに行かなかった慢心に負ける。完全にやらかした。

ミラクル 対 青緑t赤感染 ○-×-○
 round2 1マリで《相殺》貼った返しに毒死。これは多分防げなかったかな。

青黒リアニ 対 青緑t赤感染 ○-○
 2回とも3tくらいに《グリセルブランド》が着地して勝ち。


 モダンのデッキは『青白t赤ソプター』と『ナヤバーン』。ソプターの方はレガシーのデッキに青絡みのフェッチが取られて土地基盤が怪しかったが、4月に解禁された《祖先の幻視》と《弱者の剣》の両方に加えて《先駆けるもの、ナヒリ》と《引き裂かれし永劫、エムラクール》まで詰め込んで夢が満載。

青白t赤ソプター 対 青単トロン ○-○
 《ワームとぐろエンジン》で相手のライフが50を超えるが、ぐだってからソプター揃えば3tほどで逆転。 round2に《汚損破》で相手のアーティファクトが3つ飛んだのも噛み合ってた。

青白t赤ソプター 対 青緑感染 ×-×
 ナヤバーンとの兼ね合いで《流刑への道》が少なかったのが不味かったか、《稲妻》では《強大化》の前に無力で《墨蛾の生息地》に毒殺される。

ナヤバーン 対 青緑感染 ○-○
 《渋面の溶岩使い》を増やしておいたのが良かった。感染生物をちくちく焼き殺して危なげなく勝ち。

ナヤバーン 対 青単トロン ○-×-○
 round2 《ワームとぐろエンジン》まで粘られて負け。
 round3 2t《ドラゴンの爪》で吐きそうだったが3t4tと《溶鉄の雨》でウルザランドを割ってテンポ狂わせて何とか勝ち。


 ――そんな感じで下環境のデッキを存分に使えて満足した1日でした。
使う側からの奇跡禁止議論
「俺のデッキは質素でねぇ。 強いところといえば――《天使への願い》に《終末》、そして《渦まく知識》! この3つの共通点は? ・・・・・・安いってことだ」


 レガシーでの奇跡禁止の議論について。好んで使っている側の適当な考えです。

 最初に、どうして奇跡が環境に多いのか? ですが、ぶっちゃけ奇跡用のカードが他のデッキに比べて手に入り易いからだと思います。デッキに絶対必須な再録禁止カードは特に無く、現状で1万を超えるようなカードもあったりなかったりです(FoWの底値がワカラナイ)。新規の人間にもデッキが組み易く、それなりに強いとなれば使用者は多くなり、必然として大会でも多く残るはずです。


 ではなぜ奇跡用のカードは手に入れやすいのか?

 まず、比較的新しく刷られたカードが多いです。 例えば私がMTGを始めたのが大体 アラーラ~ゼンディカー期 なのですが、当時からのスタンダードで使ってたカードが奇跡に何枚も入っています。 そこから考えるに 少なくとも「イニストラード以前」にスタンを始めて継続している人間にはかなりの数の「奇跡使用者予備軍」が居るのではないでしょうか。

 さらに、デッキ内のカードにレガシー環境での汎用性が高いカードが多いです。なので「スタンダードがメインだけど、いずれ下環境のデッキも欲しいかな」とぼんやり考え続けてきた人が組みやすいデッキが正にこの奇跡でしょう。 スタンで使ってたカードとレガシー用に憧れの《Force of Will》、そして独楽相殺を用意するだけでもう奇跡デッキの完成です。 

 独楽相殺に関しては、LED・《裏切り者の都》等よりも汎用性が高く、《タルモゴイフ》よりも安い、というのが私の前提ですけどこの辺は人それぞれあるでしょうが。(ちなみに《相殺》は投げ売られてたコールドスナップから出てきた)


○イニストラード以降のカードとエタマス&相殺で割りと組めるレガシー奇跡
//土地 22
1 《カラカス/Karakas》
1 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
1 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
2 《蒸気孔/Steam Vents》
2 《平地/Plains》
5 《島/Island》
//クリーチャー 4
2 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1 《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
//呪文 23
2 《天使への願い/Entreat the Angels》
4 《思案/Ponder》
3 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
2 《対抗呪文/Counterspell》
1 《議会の採決/Council’s Judgment》
3 《意志の力/Force of Will》
4 《終末/Terminus》
//その他 11
3 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4 《相殺/Counterbalance》
4 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》

・サイド
2 《僧院の導師/Monastery Mentor》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3 《紅蓮破/Pyroblast》
1 《呪文貫き/Spell Pierce》
1 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1 《誤った指図/Misdirection》
1 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2 《摩耗+損耗/Wear+Tear》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》


 上のレシピでは土地がショックランドです。実際に長いことショックランドで奇跡を運用して来ましたが、大会では大体半分くらい「奇跡」・「リアニメイト」・「ショーテル」なので2点のライフが致命傷になるパターンは少ないです。

 奇跡禁止論者の挙げる奇跡の欠点として「1ゲームの長期化」がありますけど、低速な展開が増えればその分ショックランドでレガシーに参入し易くなりませんかねー? なりませんか・・・・・・。

 禁止に関しては1度「《渦まく知識》禁止」のカジュアル大会に奇跡持ち込んで遊んだことがありましたが、手札のカードをデッキに戻せなくってデッキプラン崩壊しました。

 そんな感じで愛好者なので、できれば禁止を逃れてこれからも長く使って行きたいですね。
 地元大会のサイドイベントでいつもと同じくひたすら2人構築をまわす。持って言ったのは レガシー『青白奇跡』・『青黒リアニ』、モダン『赤青果敢』・『4c白日スケープシフト』。

○青白奇跡 (~SOI)
//土地 22
2 魂の洞窟
4 溢れかえる岸辺
4 汚染された三角州
1 Tundra
3 神聖なる泉
2 平地
6 島
//クリーチャー 4
1 瞬唱の魔道士
2 ヴェンディリオン三人衆
1 造物の学者、ヴェンセール
//呪文 22
1 天使への願い
2 祖先の幻視
3 思案
1 撹乱
1 剣を鍬に
1 呪文貫き
4 渦まく知識
1 対抗呪文
1 目くらまし
1 議会の採決
3 Force of Will
3 終末
//PW 3
3 精神を刻む者、ジェイス
//その他 9
4 相殺
4 師範の占い独楽
1 ヴィダルケンの枷

・サイド
1 封じ込める僧侶
3 翻弄する魔道士
1 僧院の導師
1 誘惑撒き
1 青霊破
1 水流破
1 剣を鍬に
1 議会の採決
2 誤った指図
1 安らかなる眠り
1 真髄の針
1 墓堀りの檻

 とにかくこれが一番使いたかったデッキ。やっとこさ手に入れたデュアルランドを早よう使いたい。1枚差しが多いのは趣味と実験を兼て。

 vs緑黒エルフ ○-○
① 独楽相殺が揃ったところで《威厳の魔力》が着地、5枚引かれる。しかしその後《自然の秩序》を《精神を刻む者、ジェイス》で相殺。《ヴィダルケンの枷》で《遺産のドルイド》を奪ってチャンプ。後はひたすら相殺しながらねばって枷で威厳の魔力を奪って殴り倒してgg。
② 1t独楽、2t《墓堀りの檻》、3t《相殺》と動いたところで相手が《自然の秩序》。
 相手 「オーダーと通りますか? 」
 私  「独楽起動します。(やべぇ、打ち消せないわ) 通ります」
 相手 「では《大祖始》です」
 私  「やっぱ入ってますよね~・・・、ってアレ!? 《墓堀りの檻》有りますけど」
 相手 「・・・・・・、あっ!!」
2人ともすっかり忘れてたので、裁定により大祖始はデッキに戻ってそのまま勝ち。

 奇跡相殺は能力の誘発と対応しての起動がひたすら多いのでとにかく一つずつ丁寧に処理することを心がけた。その結果として相手の方はひたすら打ち消されたわけだけれど・・・。 それでも「うちの地元(香川)には奇跡使ってる人居ないんで、対戦できて楽しかったです」といってくれた爽やかな人であった。


○青黒リアニ (~SOI)
//土地 22
1 水没した地下墓地
4 闇滑りの岸
3 地底の大河
2 忍び寄るタール坑
4 溢れかえる岸辺
4 汚染された三角州
4 湿った墓
1 島
1 沼
//クリーチャー 8
2 ヴリンの神童、ジェイス
1 黄金牙、タシグル
1 潮吹きの暴君
2 グリセルブランド
1 エメリアの盾、イオナ
//呪文 26
4 納墓
3 入念な研究
4 再活性
3 死体発掘
1 呪文貫き
4 渦まく知識
4 暗黒の儀式
1 実物提示教育
1 Force of Will
//PW 3
3 ヴェールのリリアナ
//その他 4
4 水蓮の花びら

・サイド
 てきとうに15枚

 元は黒単POXリアニだったけど、これは初手への依存がかなり大きく、ドローサポートが入っていないのはやはり青色使いとして心もと無かった。なのでこのたびめでたく青黒型に。 こういうコンボ型のデッキだと1tに2色出せる《闇滑りの岸》と《地底の大河》はかなり優秀。トレードのタマにしようと思っていた《汚染された三角州》をファイルから引っ張りだしてきて土地をごまかす。
 生物の配分はここもかなり適当です。まだ数えるほどしか使ってないので良く分かりません。《入念な研究》は手札が減るのがツライ、気分的に。《動く死体》は1tに《死儀礼のシャーマン》を出されるとほぼ詰むので《死体発掘》なんですけど、《狼狽の嵐》を考えると1~2枚入れるのもアリか?
 《Force of Will》は奇跡を組んだあまりの1枚。もうすぐパックから出てくる予定だからま、多少はね?

 vs無色エルドラージ
① 3tに《グリセルブランド》だして気持ちよくなってガバガバのぷれいミス。手札に《Force of Will》があるのを忘れる青色使いのクズ、あえいないってはっきり分かんだよね。このゲームの前に奇跡デッキ使って疲れてたとしか言い訳のしようが無い。
② ゲーム開始時に《虚空の力戦》、吐きそう。一応《漸増爆弾》をサイドから入れているので無理ではないが、手札にきた《ワームとぐろエンジン》の通常キャストにかけるものの不毛で土地を割られて間に合わずgg

 デッキ構築とプレイがへちょかった。サブデッキとはいえ、もう少し何とかなるはず。しっかり使おう。


 あとはモダンの2講とかしてた1日でした。
 まず最初に言いたいのは、「こんなカードを収録して欲しゅうなかった・・・」という一言である。理由はエタマス1パックの値段が値段だからだ。

 しかし、自分でドラフト用のキューブを組んだことの有る人なら皆思うのではないだろうか 「このカードやっぱり入れちゃうよねー」 まぁしょうがないかって。

 では何故このカードが収録されているのか? ということになるが、混成カードはキューブを作る上での「一種の救い」である。普通の多色カードと違って「片方の色だけ合えばデッキに入れられる」ので、デッキを組むのがかなり楽になる。なのでキューブ作る側としてはできるだけ多く入れたい。

 更に赤青のカードは使いやすいカードが少なく、《紅蓮破/Pyroblast》と《水流破/Hydroblast》の的として「複数回唱えられる青かつ赤の呪文」という《空砕きの呼び声/Call the Skybreaker》は今回のエタマスには絶対に必要なカードだったのである。

 なので《紅蓮破/Pyroblast》と《水流破/Hydroblast》がちょっと欲しかった人はこのカードを引いても大目に見ようそうしよう。
[エタマス] 対抗呪文
[エタマス] 対抗呪文
[エタマス] 対抗呪文
 エタマスでの再録は青色使いとしてとても嬉しい。運がよければ奇跡用にFoilも手に入るかもしれん。

 だがしかし、私はこの新イラストがど~にも気に食わない。

 基本的に《対抗呪文》系列の確定カウンターは余裕そうに手をピラッ とさせてる絵が多い。アレにはおそらく 『対戦相手渾身の4~6マナ級呪文を 2マナでヒラリとかわす』 というイメージがこめられていたのであろう。

 対して今回の対抗呪文は、なんかもう全力である。全身からオーラ発しながらバァン!とやってる様は打ち消すこっちが疲れそうである。

 《対抗呪文/Counterspell》はやっぱり おっさんウィザードの 「は? (威圧)」ってヤツとか、jaceの「でっていう」ってイラストが良いな。
 私にとっての初デュアランは《Tundra》になりました。ヘビープレイドの特価品にして一部が欠損している歴戦のツワモノ。おまえが奇跡を起こすんだよ、おうはやくしろよ。

 早速《神聖なる泉》と差し替えじゃぁ。デッキに1枚存在していれば1~2tのショックインをめぐるプレイングの幅がかなり広がるはずじゃけえのう。
改定結果(2016/4/4)
○モダン
 禁止
  《ウギンの目/Eye of Ugin》
 解禁
  《祖先の幻視/Ancestral Vision》
  《弱者の剣/Sword of the Meek》

○ヴィンテージ
 制限
  《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》

 ヴィンテージはたぶんやる機会無いので置いときます。しかし激動のモダン。

《ウギンの目/Eye of Ugin》の禁止にはコレといって思う所は無いです。なぜならモダンのエルドラージデッキと1度も対戦したことが無いから。FNMや地元大会のサイドイベントでここ何ヶ月かモダンも多少は遊んでいたけれどついに相手として現れなかった。みんな割りと今回の改訂を察して冷めた目でエルドラージを見ていた感じはする。勿論自分で使っても無いです。
 さりとて寺院は残るので、エルドラージデッキが消滅することもなさそう。

 そして解禁されたカード達。

 まずは《祖先の幻視/Ancestral Vision》。一介の青色使いとしてはこのカードめっちゃスキです。つい先週レガシーの青白奇跡に入れて遊んでました。待機明けのアップキープに3枚と通常ドローで1枚、ターン開始時の合計4枚ドローは中毒性が抜群で、1ターン目に颯爽と待機する気分の良さもあいまって大好きな青いカードです。多分すぐにデッキに入れます。
 今だと《ゴブリンの闇住まい》が良い相方。 まずいのは《差し戻し》や《不毛の地の絞殺者》等の昇華者。絞殺者は黒系デッキがサイドに仕込むまでアルかも。
 
 次に《弱者の剣/Sword of the Meek》。これも懐かしいカード。大昔にレガシーのカジュアルデッキに入れて遊んでた。最近だとタイニーのメリーキで使ったりしてたかな。そんなこのカードをモダン禁止級たらしめていたのは《飛行機械の鋳造所》とのコンボ。2枚揃うとマナの有る限りライフを回復し、飛行トークンを量産してゆく。しかしながらそれぞれ単体では場を支えるほどの力を持たないタメ、勝ち手段の一つとしてゆるりとデッキに入れられているパターンが多かった。
 モダンではサイドに 剣*2・鋳造所*3 ほど準備して遅いデッキ相手にアクティブサイドボーディングしたい。「意外と揃わない」「針1本で止まる」と、使う側に回ると以外に使い辛かったりするコンボである。
 

 エルドラージが減速したなら以前のようにナヤ系スライが盛り返してくると予想されるので(実際私もサブデッキで使ってるけど安定して強い) 親和とあわせて、これらの速攻デッキにモダンで立ち向かえ という開発から各地の青色使いへのメッセージだと受け取って、来たれ新環境モダン。
 土曜のプレリに参加。

○午前の部
 レア土地3枚ながらもオリヴィアを筆頭に赤黒に寄ったレアが出たので速めを意識して組んだけどめっちゃ弱かった。 ○-×-× の 2-1。変身レアも無しでトホホ・・・。
 赤黒はマッドネスが噛み合えば序盤はかなり押せる。しかし展開したいアグロ戦法と赤い人狼の変身条件が折り合わない。そして何より致命的なことに『調査』を一切行えないため後半の息切れがひどく、巻き返されて負けるパターンが多くてなんとも疲れた。

○昼の部
 アヴァシン女史が《悪魔の棲家の狼》を引き連れてパックから颯爽登場。もう負ける気がしない。 使ってみても感じたけどあまりに強すぎる。彼女が出たゲームは全て勝って 3-0。
 せっかくだしデッキも書いとこうかな

平地 10
山 7

倒し霊
スレイベンの検査官
ムーアランドの流れ者
サリアの副官 (プロモ)
既決殺人犯
往時の主教
敬虔な福音者
ウルリッチの同族
狂気の予見者
大天使アヴァシン
悪魔の棲家の狼

腕っぷし
癇しゃく
天使の粛清
邪悪な囁き
銀の一撃
灰と化す
刹那の器 ×2
収穫の手
拡大鏡
忘れられていた家宝
処刑人の板金鎧

 まず《往時の主教》が強かった。弱者の師より使い勝手が良い。カードが引けるのが何よりすきなのでね。《狂気の予見者》と共に手札の質を高めてデッキの潤滑油となる。《拡大鏡》も後半に6マナタップで1ドローとなってシールドでは有用。

 今回は装備コストの安い品が割りとあるので《腕っぷし》もかなり活躍する。タフネス1~2を争う場面が多かったこともある。

 あとは取り敢えず《大天使アヴァシン》が超強かったです。出たときに相手の生物を2体ほど一方的に倒せる上に、人狼系の変身条件とも噛み合う。トドメにシールド戦だと通常レアがもう1枚パックから出てくるので負ける要素が無いです。


 今回のプレリは負けっぱなしでなくてとにかく良かった。3-0久しぶり。ありがとうアヴァシン。
まだ残っている内に観た方がおそらく良いであろう動画の紹介。

○MTGレイプ!次元の混乱と化した先輩!シーズン4.Shards of Shimokita
   http://www.nicovideo.jp/watch/sm25246068?playlist_type=mylist&group_id=47541463&mylist_sort=1&ref=mylist_s1_p1_n43


 ちょっと、とはいってももう結構前か。『シーズン4』から見始めてめっちゃ面白かった。シーズン4を全部見た後に最初の方から完走。でもやっぱり THS~KTK期 のスタンがメインであるシーズン4が一番好きなんだな。

 MTGの動画はローテーションのシステム上どうしても後から観れば時事ネタになるのを避けられないけれど、自分がスタンダードで熱心に戦っていた環境の作品をリアルタイムで見ることができる体験は本当に他に代えがたい。 別で言うなら2009年にSTEINS;GATEをやるくらいタイムリーなことである。 この動画もやはりTHS~KTK期の背景ストーリーに対する当時の最新セット雑談等の空気を知っていたほうがより楽しめる筈だ。

 あと、何げに凄いのは「回想力」という概念の発明! とくにもったいぶるでもなくサラリと出てきた言葉だけど、バトル系の作品とかでありがちなあの一連の流れをメタ的なパラメーターとして組み込んで来たのには参った。 「回想力高めおったヤツがおるな!!」ってセリフは天才。

 他にも自分ミラーとか唐突な忍殺とか包囲サイの愛され憎まれ具合とか全編面白すぎるので是非タルキール覇王譚がスタンから消える前に味わって欲しい。ほんとギリギリだけど。


 ・・・そんなこんなでこの動画にしばらくはまっていたので、同じ様に観た友人(コレは元々biimファンだった模様) と BFZ~OGW のシールドをskypeで対戦しながら語録飛ばしあってた。この語録&動画内のネタが打てば響く感じがああ~~たまらねえぜ。



 そしてこのシリーズの中核を担う淫夢ネタであるが、この動画こそが私にとって初めての『淫夢』という世界体系との本格的な邂逅であった。なので名前の読み方や人間関係の把握に苦労しのも良い思い出である。てーか、あれもこれもそれも沢山 淫夢ネタだったのね。知らないことばっかりだったわ。

 しかし、『淫夢』とか『東方』とかシンデレラガールズとかMTGの動画から大きな世界体系を教えてもらってばかりいるなぁ。




BGM [ Attack on Titan | Army⇒G♂ ]
六章はちょっと後にちゃんと有るので切ること無かれ

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