このキューブの概要。
 ・日本語限定 (初めてのカードでもわかり易く)
 ・全部で 415枚 程度。 (持ち運びを考慮して400のストレージに納めるため)
 ・両面カードは無し (上のと関連して透明インナーのみでの運用前提なので)
 ・同型再録っぽいのは基本的に入れない方向 (多様性の有るゲーム展開に期待)
 ・新枠限定。 (新枠スキーだから。一応クリーチャー・タイプとかの整合性もある)
 ・タイムシフトは名誉新枠でおk。 (おk。)


 さてさて、やっと『多色』です。最初は 50枚ほど入っていましたが、だいぶ削って 43枚です。多色が多いとデッキがぐちゃぐちゃになり易く(特に2人ドラフトの時)、色事故で勝負が決まったり、そもそもデッキが綺麗に組めないのも面白くないので、テンポの良いゲームを望むなら 40枚ほどがやはり妥当でしょうか。

 このキューブでの多色カードの方針は 「基本的に2色」 です。3色以上のカードはもちろん強力なので、初めはKTKの魔除けサイクルなどを使うつもりでした。 しかし、「ドラフトの13~14手目になって結局誰のデッキに入らない」という事態が頻発したため、やむなく3色以上のカードはキューブでは不採用となりました。

 更に上に書いたように、そもそも多色の枚数を絞るとなると3色以上のカードを入れるスペースも無いです。もっと規模の大きな、720枚ほど のキューブを組むなら何枚か入れれるのではないでしょうか。
 

【マルチカラー/43枚】

(特別枠)

《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
《炎渦竜巻/Firespout》
《遠隔+不在/Far+Away》

(白青)

《永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal》
《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》
《拘留の宝球/Detention Sphere》

(青黒)

《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》
《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
《シルムガルの命令/Silumgar’s Command》

(黒赤)

《嵐の憤怒、コラガン/Kolaghan, the Storm’s Fury》
《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》
《戦慄掘り/Dreadbore》

(赤緑)

《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager》
《龍王アタルカ/Dragonlord Atarka 》

(緑白)

《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
《ミラーリの目覚め/Mirari’s Wake》

(白黒)

《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
《屈辱/Mortify》
《完全なる終わり/Utter End》

(青赤)

《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》
《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms》
《粗暴な排除/Brutal Expulsion》

(黒緑)

《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter》
《化膿/Putrefy》
《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》

(赤白)

《運命の大立者/Figure of Destiny》
《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》
《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》

(緑青)

《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
《神秘の蛇/Mystic Snake》
《シミックの魔除け/Simic Charm》

(PW)

《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》
《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler》
《英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes》

《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
《ラル・ザレック/Ral Zarek》
《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen》
《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》

《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker》


 特別枠の3枚はその色が一杯だけど何とか入れたかったカード。《台所の嫌がらせ屋》はモダンを代表する生物、《炎渦竜巻》は使い方さまざまな全体火力、《遠隔+不在》は私の好み。いずれも片方の色だけでも何とか使えるからという理由をつけてついに外せませんでした。好きなものは好きだから仕方がありません。


 後は基本的に生物+スペルで格色3まいづつ。

青白ならオジュタイが安定だろうけど、《永遠王、ブレイゴ》は他に遣う当ても無いので採用。個人的に呪禁があんまり好きじゃないし。

青黒ならば夜帷の死霊を入れるべきなんだろうけど、スリーブが相手と同じなのでカードが混ざると面倒くさそうという理由で《影魔道士の浸透者》になった。実は同じ理由で忘却蒔きも不採用になってます。《悪夢の織り手、アショク》を使うときには気をつけましょう。(青色使い特有のヒイキ)

《ラクドスの復活》は終止と迷ったけどハンデス少なめなのでこっちで。

赤緑はまさかの生物3枚。破壊的な享楽か武装+物騒を入れたかったけど、これもグルールっぽくて良いかなと。

《ミラーリの目覚め》はせっかくコンスピ版のが手に入ったので入れたかった。なんだったらコレを抜いてキッチンを緑白枠に入れるとファクトか土地が1枚増やせるぞ。

苦渋の破棄は熱いカードだけれど、キューブ内では白と赤が強そうなことを考えると《屈辱》でいいんじゃないかな。《完全なる終り》と被るのも気になるし。

《粗暴な排除》はギリギリまで電解だったけど、呪文に直接触れる点が愛おしくて取り敢えず差し替えてみた。火力の部分が3点だったらなぁ~~。あー惜しい、勿体無い。弱いと思ったら電解に戻します。

死儀礼と衰微は下環境でいつ声がかかるか分からないので他のゴルガリさんが来てますが、それでも十分強いです。忌まわしい回収も入れたかったけど、流石に除去優先かな。

 赤白だけ混成生物が2体。使い易いってはっきりわかんだよね。稲妻のらせんは絶対にやりすぎand日語持っていないので4マナのらせんになってます。

青緑は《三角エイの捕食者》は安定にしても他の2枚がかなり悩ましい。トレストの密偵長、エドリック とか サグのやっかいもの とかと悩みましたが結局《神秘の蛇》なんかを入れてます。やっぱり呪禁はキライ。打ち消しがスキ。 《シミックの魔除け》も他の色のスペルに比べてかなりマイルドな気がしてこれで正解かどうか今でもわかりません。困ったときのキャントリップで蛇変化にしても良いのですが。除去の数に対して自分のパーマネントを守るスペルは圧倒的に少ないので採用してみました。


 このキューブ、最初に作った時はPWを入れないつもりでした。実際にしばらく入っていなかったのですが、意外なことに《シルムガルの命令》のタメにPWが入ることになったのです。 龍紀伝発売後にDTKの命令サイクルを全て入れようと考えた私でしたがPWの入っていないキューブだと《シルムガルの命令》だけどうしても浮いてしまいます。なので取り敢えず単色のPWを2枚づつ入れてました。 その後、テーロスのスタン落ちもあって多色のPWが揃い、今度は龍紀伝の命令サイクルがいくつか抜けて今の形になってます。

 多色のPWは 友好色・対抗色5枚 それぞれ1枚づつの 10枚です。誰を使うかは手持ちと好みから決めれば良いでしょう。

 ・・・・・・がしかし、狂乱のサルカンだけはどうしても使い勝手が良いとは思えませんでした。なのでPWの赤黒枠はフレーバーも含めて《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》に決定。キューブ内で唯一の3色カードなのも大物感あって大好きです。


多色のカードはほぼモダンですね。
 永遠王、ブレイゴ  →龍王オジュタイor反射魔道士
 ミラーリの目覚め  →セレズニアの魔除け、ワームの到来or抜いてファクトか土地を入れる


 ――多色のカードの特徴は、「軽くて広範囲に触れる」事です。2つの色の役割が混ざっているので当然ですが。なのでもちろん単色のカードに比べて強力です。

 キューブの製作に当たっては、強いカードは魅力的ですので多色のカードをどんどん入れたくなります。ですが実際にドラフトしてデッキを組むときには完全な不要牌になってしまう可能性もある諸刃の剣でもあります。 お気をつけて。

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