マジックに強力なコモン・アンコは数有れど、『ルールそのものを破壊する効果』 というのはやはりレアカードの務めである。今回はM11に収録されたルール破壊カードの中でも一段と輝く《予期の力線》をメインに据えたコントロールを考えてみた。

 マジックには『後からスタックに乗った効果から先に解決する』というシステムの特性上、ビギナーを卒業したプレーヤーなら大抵の人が知っている《忘却の輪》などの追放系能力に関する小技がある。 それは、《忘却の輪》が場に出たときの『追放する』という効果がスタックに乗っている間に《忘却の輪》をバウンスまたは破壊すれば対象になったパーマネントは永久に追放されたままになる。というテクニックである。 考えて解からなければ詳しくは調べてもらいたい。

 これを効果を使って色々と悪さをするのが今日のデッキである。分類としては青白コントロールになるだろうか。

○瞬速コントロール (M10・M11・ALA・ZEN)
//土地 24
4 地盤の際
4 氷河の城砦
4 天界の列柱
1 沸騰する小湖
1 乾燥大地
5 平地
5 島
//クリーチャー 11
3 前兆の壁
4 コーの空猟師
2 巡礼者の目
2 太陽のタイタン
//呪文 16
1 流刑への道
2 剥奪
4 マナ漏出
2 乱動への突入
2 ジェイス・ベレレン
2 審判の日
2 精神を刻む者、ジェイス
1 ギデオン・ジュラ
//エンチャント 9
1 未達への旅
4 忘却の輪
4 予期の力線
//アーティファクト 0

・サイド
4 コーの火歩き
2 悪斬の天使
2 呪文貫き
2 否認
3 神聖の力線
2 真髄の針


 メインの狙いは《予期の力線》が張ってある状態で、《忘却の輪》の追放能力を乗せて《コーの空猟師》で回収して相手のクリーチャーなりプレインズウォーカーを永久追放することである。フィニッシャーが《太陽のタイタン》なのは《前兆の壁》や《地盤の際》を使いまわすためである。

マナに余裕があれば
  《未達への旅》の追放スタック
   →《太陽のタイタン》プレイで《コーの空猟師》を場に戻す
    →《コーの空猟師》の能力で《未達への旅》を回収
     →永久追放
のような怪しい挙動も可能だ。

 相手のターンに動けるのでカウンターデッキにも相性がいい。思う存分相手のターンエンドに展開してやろう。 

コメント

SoEri
2010年7月29日1:09

勝手ながらリンクさせてもらいました。
よろしくお願いします。

ボードウォーカー
2010年7月29日1:11

読んでいただけて光栄です。
こちらこそ宜しくお願いします~~。

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