ちょっと前に、トレードで《書庫の罠》が4枚そろっていたので今回はそれを使ったライブラリーアウトデッキです。自分のライフが0でなくてもカードを引けなければ負け、と言う『もう一つの勝ち手段』を突いた個人的に大好きなデッキです。


○ Jace クラブ (M10・ALA・ZEN)
//土地 24
3 湿地の干潟
2 沸騰する小湖
2 霧深い雨林
3 セジーリの隠れ家
2 ジュワー島の隠れ家
5 平地
5 島
2 沼

//クリーチャー 7
4 面晶体のカニ
3 否定の壁

//呪文 23
4 流刑への道
4 天使歌
1 罠士の引き込み
4 精神の葬送
3 ジェイス・ベレレン
3 審判の日
4 書庫の罠

//エンチャント 2
2 忘却の輪

//アーティファクト 4
4 吠えたける鉱山



 簡単に説明しますと、『ターボフォグ』の流れをくんだデッキなっていて、勝ち手段は相手のライブラリーを空にすることです。

 《吠えたける鉱山》や《ジェイス・ベレレン》でとにかくお互いドロー加速します。そして《否定の壁》や《審判の日》で相手の足を止め、《天使歌》《流刑への道》で時間を稼ぎつつ、隙を見て《精神の葬送》《書庫の罠》で相手のライブラリーを削って0にします。


 ライブラリーアウトデッキを紹介するに当たってまず初めに言いたいのは、『ライブラリーアウトデッキは非常に楽しい!』 ということです。では何が楽しいのかというと、まぁ実際に使ってみていただければすぐに解かると思うのですが、『相手のライフがいくら増えようと全く問題にならない』。これが一番最高に愉快です。
 例えば普通の(相手のライフを0にするのが目的の)デッキであれば《吸血鬼の夜鷲》《ロウクスの戦修道士》等の魂絆能力を持ったクリーチャーが除去できなければ、いくら自分の攻撃を通しても相手のライフがほとんど減らない、ブロックされると相手のライフが増える、と言った状況に陥って非常に困ることがあります。しかし、ライブラリーアウトを狙う場合は相手のライフが30だろうと200だろうと全く問題なく勝利することが可能です。これはとても痛快です。

 更に、基本的にですが自分のライブラリーは守る事ができません。今で言うと《古き秘密の探索》が一応ライブラリーアウトを防げるかな? くらいの無防備さです。ついでに相手のデッキに満載のクリーチャー除去も盛大に腐ります。


 と、ここまでがライブラリーアウトデッキ自体、の面白さの紹介でしたが、ここからは『このデッキ』の魅力を書きたいと思います。

 それはこれ、『1ターンキル可能!』、これにはなかなか浪漫があると思うのですが僕だけでしょうか? 具体的には初手に《書庫の罠》が4枚あって、相手が先手1ターン目にフェッチランド起動、そうすると『書庫の罠×4=52枚』『初手7枚』『探した1枚』で60枚のライブラリーが一瞬で0になります。まさに夢、ドリームですが初手に4枚そろう確率はWiki によると0.007% らしいです。


 ……最後に、このデッキの名前でピンときた貴方はステキです。

コメント

kirito
2009年11月21日1:55

どうもはじめまして。
ライブラリーアウト、自分も大好きです。あの相手は盤面では完全にゲームを支配しているのに、敗北。
特に流刑への道からサーチするかを悩む相手を見るのはたまりませんよね。

ボードウォーカー
2009年11月21日2:22

こちらこそはじめまして~。
序盤は苦しくとも最後でひっくり返す、そういうのはシビレますよね。カウンター脳、とでも言いますか。色んな意味で。

私の友達は2回目以降、流刑でサーチしてくれなくなりました。別段もったいないとも思わないようで。最近は単体除去が強すぎて、僕等はどこか麻痺してしまっているのでしょうか。

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